マルセイユでプレイしていたオバメヤン photo/Getty images
条件次第で交渉本格化も
ピエール・エメリク・オバメヤンが再びヴェロドロームのピッチに立つ可能性が現実味を帯びてきた。『L'Équipe』や移籍情報のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏によると、オリンピック・マルセイユの幹部は6月末、オバメヤンおよびその代理人と接触。
現在36歳のオバメヤンは、サウジアラビア1部のアル・カーディシーヤに所属していたが、間もなく契約2年目を残したままクラブを離れる見通し。石油大手アラムコの後ろ盾を得ていた同クラブからの高額契約により、昨夏マルセイユを退団したが、今回は自由契約での市場入りとなる。
今回の復帰案に関しては、マルセイユ側も現実的な選択肢として前向きに検討しているが、最大の焦点は給与面。クラブの財政的制約から、オバメヤン側が条件を大幅に緩和しない限り、交渉は進展しないと見られている。
2023-24シーズンにマルセイユで公式戦51試合に出場し、30ゴールを記録したストライカーは、クラブとファン双方に強い印象を残しており、再びその雄姿をフランスの地で見られる可能性は残されている。だが、その実現には、オバメヤンが再び「情熱」を最優先にする決断を下すことが求められる。