かつて中島翔哉権田修一金崎夢生、中村航輔ら日本人選手がプレーしてきたポルトガルのポルティモネンセ。

日本とつながりが深いクラブと知られ、今季も日本企業「株式会社セレモニー」が胸スポンサーになっている。

そのポルティモネンセは、30日に行われたポルトガル2部リーグのベンフィカB戦に2-1で勝利したのだが、意外なヒーローが話題になっている。

ポルティモネンセは前半43分にGKが一発退場。さらに、交代投入された37歳の控えGKまでも前半終了間際に一発退場。

9人になったチームはGKがいない状況で、45分を戦うはめになってしまった。そこで急遽ブラジル人DFジャルレイソンを急造GKとして起用することに。

すると、194cmの長身を誇る21歳の彼は、身体を張ったプレーでゴールを死守!

チームを勝利に導く活躍を見せると、マンオブザマッチに選出されたのだ。

現地紙『Record』は「アンビリーバブル!ジャルレイソンがまさかのヒーローに。華麗なセーブで勝利を掴んだ」と称賛。

『zerozero』も「信じられない出来事から歴史的出来事へ。この試合はポルトガルのサッカーを象徴する数少ない試合のひとつになるだろう。ベンフィカは9人で1時間以上もプレーしたポルティモネンセに敗戦。GKはフィールドプレーヤーのジャルレイソンだった。彼は非常に難しいセーブを何度も見せ、1時間以上も耐えた。ポルティモネンセは逆境にも屈しない粘り強さを見せつけた」とその活躍を伝えていた。

本人は「説明できないよ!2人がいなくなり、戦いになったし、怒りもあった。多くの犠牲を払った。僕がゴールを守らなきゃいけないならそうするさ」と語っていたそう。

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