トーマス・トゥヘル監督は、イングランド代表の司令塔に誰を据えるかという難しい決断を迫られていることを認めている。ワールドカップ出場を夢見る選手たちにとって、監督にアピールする最後のチャンスはウルグアイ、そして日本との親善試合だ。
イングランドの「10番」のポジションは世界で最高の激戦区だ。ヨーロッパ屈指の才能たちが、いまだにトゥヘルへ自らの価値を証明する必要に迫られている。
今回は『Planet Football』から、ワールドカップでイングランドの司令塔を務める可能性が高い5名の選手をピックアップした。
5位:エベレチ・エゼ(アーセナル)
このアーセナルのプレーメイカーは、スタメン争いよりも、まずは本大会でメンバー入りできるかどうかに気を揉んでいることだろう。
トゥヘル監督が「選手たちが本大会への切符を争う最後の機会」と称した今回の親善試合に向けて、エゼは招集メンバーに名を連ねた。しかし、ここでふくらはぎを負傷し、さらに1ヶ月の離脱が濃厚となったのは、27歳の彼にとって最悪のタイミングと言わざるを得ない…。
前回のインターナショナルマッチデーを終えたあと、トッテナム戦でハットトリックを決めた際、彼はスタメンの座を脅かす存在になると期待された。だが、その後は「お得意様」のトッテナムと再戦するまで、15試合にわたってゴールもアシストも記録できなかった。現状では、エゼは代表での戦いよりも、休暇に向かうためのパンフレットを眺めることになりそうだ。
4位:フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
エゼの負傷という不運は、代表落ちの危機に瀕していたフォーデンにとっては追い風になるかもしれない。もっとも、その道は依然として安泰ではないとはいえ。
11月の親善試合でバックアップのストライカーとして見せた印象的なパフォーマンスは、彼にとってプラスに働くだろう。しかし、トゥヘルはハリー・ケインの控えとしては「本職の9番」を連れていく可能性が高い。
イングランド屈指のテクニシャンであるフォーデンを、10番以外のポジションに無理やり押し込むなど愚の骨頂に思える。
ベリンガムの出場時間が制限され、ロジャーズの合流も週末になる中、日本戦とウルグアイ戦はフォーデンにとって極めて重要な一戦となる。
3位:コール・パーマー(チェルシー)
フォーデンと同様、パーマーもW杯を前に物足りないシーズンを過ごしている。ただ、彼の停滞はフォームの問題というより、コンディションに起因するものだ。
12月に鼠径部の故障から復帰して以降、チェルシーではプレミアリーグで9ゴールに関与している。しかし、リアム・ロシニアー監督が迷走しながら答えを探し求めている間、彼は中央よりもワイドな位置、あるいはDF間のエリアに追いやられることが多かった。
特筆すべきは、その9得点(ゴール+アシスト)のうち、8つが中央でプレーしている際に生まれたものだということ。それは決して偶然ではない。
報道によれば、今週のトレーニングで彼とベリンガムは自由な役割を与えられていたという。日本戦とウルグアイ戦は、トゥヘルの「10番」として何ができるかを示す絶好の機会になるだろう。
2位:ジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)
(C)Getty Images
レアル・マドリーのスターがトゥヘルに証明すべきことは、10番としてゲームを組み立てられるかどうかではない。彼が指揮官の満足する形でチームメイトと調和できるかどうか、という点にある。
トゥヘルは、ベリンガムに対して「分厚い選手層の中でポジティブな存在であるべきだ」と警告することを厭わなかった。10月の代表ウィークでこのスーパースターが外れた際、監督はコンディションを言い訳にすることもできたはずだが、あえて精神面の問題を示唆した。
11月に復帰し、今回もメンバー入りしていることを考えれば、トゥヘルも現在のベリンガムがチームにもたらす空気に満足していると推測できる。あとはフォームとフィットネスの問題だ。現状では、ベリンガムとロジャーズによる一騎打ちの様相を呈している。
長く抱えていた肩の問題を手術で解決できたのか、彼のコンディションについては慎重に見極める必要があるだろう。ハムストリングの負傷による6週間の欠場から戻ったばかりで、ウルグアイ戦と日本戦での起用は限定的になるはずだ。この二つの離脱期間を除けば、最近のパフォーマンスにはムラがある。
このリストの中で、イングランド代表として大舞台で実績を残してきたのは22歳の彼をおいて他にいないが、現状のベリンガムは現時点で「追う立場」にいる。
1位:モーガン・ロジャーズ(アストン・ヴィラ)
現在、10番として先発する最有力候補はアストン・ヴィラのスターだ。なぜなら、トゥヘルが「司令塔」に求めるすべての任務を遂行できると最も信頼しているのが、このロジャーズだからだ。
トゥヘル体制の10試合のうち半分でスタメンを務め、直近5試合中4試合で先発。今のところ、このポジションは彼のものだ。トゥヘルは、ロジャーズがベリンガムと同等の創造性を発揮できるだけでなく、守備時のポジショニングという規律の面でより多くをチームにもたらすと感じている。
現時点でのロジャーズは、シーズンを通した調子の良さ、そして攻守のバランスにおいて最高のオールラウンダーだ。よほどの不運に見舞われるか、あるいはベリンガムやパーマーがシーズン終了までに「特別な何か」を見せない限り、W杯でロジャーズがスタメンに名を連ねることは間違いないだろう。
日本代表戦で招集されるべき!「イングランド代表で期待される3名の新戦力」
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)

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