
世界最速でワールドカップ予選を突破した日本代表は、この9月シリーズでアメリカ遠征を実施。
来年ワールドカップ本大会が開催される地で、メキシコとアメリカの両ホスト国と対戦し、ピッチ内外でさまざまな準備を進める。
チームを率いる森保一監督は、予選突破後の6月シリーズで若手などフレッシュなメンバーを招集。また、7月の東アジアE-1選手権は国内組のみの招集で見事大会連覇を成し遂げている。
それらを経て、今月の代表活動ではあらためてベストメンバーを招集。怪我人も多い中で、新たに台頭してきた選手などを組み込み、北中米カリブ海の強豪との対戦に臨む。
負傷離脱が相次いでいる最終ラインやボランチだが、チームの土台となるポジションだからこそ「テスト」が難しいポジションでもある。選手だけでなくチームにとっても底上げのチャンスとなるに違いない。
一方で、3バック(3-4-2-1)のシステムを本格的に導入した2024年6月以降、アジア以外の強豪チームとの対戦は初めて。10月と11月の4試合が国内戦ということを考えると、今回の遠征で新システムの評価をある程度しておきたいはず。
こういった観点から、9月6日に行われるメキシコ戦のスタメンを以下のように予想した。
日本代表 メキシコ戦 予想スタメン
GK:鈴木彩艶
DF:板倉滉、渡辺剛、瀬古歩夢
MF:遠藤航、佐野海舟、堂安律、前田大然、久保建英、鎌田大地
FW:上田綺世
GKは、守護神の鈴木彩艶。DFはここまでの実績から板倉滉、渡辺剛、瀬古歩夢の並びを予想した。板倉が一番力を発揮できるのはやはり右だろう。
ボランチはキャプテンの遠藤航と、6月シリーズで2試合連続スタメンだった佐野海舟。所属のザンクト・パウリで光るプレーを見せている藤田譲瑠チマの起用法にも注目したい。
ウィングバックは三笘薫のコンディションが完全ではないことを考慮し、右に堂安律、左に前田大然と予想。シャドーはここまでのメンバーを考えると、下りてボールを引き出すこともできる久保建英と鎌田大地が同時起用されそうだ。
そして、1トップは上田綺世。フェイエノールトで開幕3戦4ゴールを記録している27歳のストライカーにとって、“元ライバル”サンティアゴ・ヒメネスを擁するメキシコ戦は真価を見せる絶好の機会となる。
スタメンにも注目の日本代表とメキシコ代表の一戦は、現地時間6日(土)にオークランド・コロシアムで開催。試合は日本時間7日(日)11時にキックオフされる。