昨季限りで現役を引退した23歳のジョアン・ゴンサレスさんが、心臓疾患の苦悩を明かした。
バルセロナの下部組織で育ち、2021年にレッチェへ加入。
14日に掲載されたスペイン『マルカ』のインタビューにてゴンサレスさんは「(引退)発表してから、数日間は大変だった」としつつも、「正直、いまは大丈夫。少し落ち着いたよ」と胸中を明かした。
「時間が経つにつれて、人間は最悪の事態を考え始めるんだ。そして、そこから『しまった、もしもピッチに戻れなかったらどうしよう? 何が原因か分からなかったらどうしよう?』と考え始める。そうやって、少しずつ、その考えに慣れてきたんだ。数カ月後、『もうサッカーを続けられない』と言われたとき、私は家族と一緒にいた。正直に言って、かなりショックだった」
バルセロナ時代は、スペイン代表MFガビやMFフェルミン・ロペスと切磋琢磨したゴンサレスさん。さらなる飛躍を描いていた矢先の引退宣告に「本当につらかった。正直に言うと、これまで経験してきたこと、そしてもうこれ以上耐えられないことを思い出すときもあった」と絶望を味わったが、前を向くきっかけになったのは周囲のサポートだという。
「同じような状況にある世界中の子どもたちから励ましの手紙をもらっている。
現在ゴンサレスさんはオンラインで経営学を学んでいるという。将来的には、サッカーと関わりのある職に就き、再びピッチに戻りたいと考えている。