5日に行われたFIFAワールドカップ・アジア三次予選の第9節、日本代表は敵地に乗り込んでオーストラリアと対戦し、0-1で敗れた。
すでに本大会出場を決めていることもあって新戦力を多数スタメンに並べた日本は、前半からボールを圧倒的に支配してプレーするも、ゴールを決めることができず。
そして試合終了間際にショートカウンターを受けたところからアジズ・ベヒッチにスーパーゴールを許し、このワールドカップ予選で初めての敗北を喫することになった。
『ABC』はこの試合について以下のように書き、勇気を持って耐えたオーストラリアに幸運が転がってきたとまとめた。
「何世代にも渡る入念な計画と、組織的な発展が実を結んだ日本の二軍チームが、オーストラリアに比べてどれだけ進歩しているかというものを見せるものだった。
オーストラリアが日本と戦うときには、いつもそのように見えてきたものだ。結局のところ、最後に勝ったのは16年も前のことなのだから。
ハーフタイムの時点で日本はボール支配率71%を誇っており、ほとんどポゼッションすることができなかったオーストラリアよりも2.5倍のパスを繋いでいた。
ただ、それだけのプレッシャーをかけて、パスを繋いでいたにもかかわらず、日本が見せなければならなかったものは何だったのか?
物語は、日本の非の打ち所のないような素晴らしさではなく、むしろオーストラリアの勇気についてのものになっていった。
これはポポヴィッチ監督の下では新しい話ではない。昨年10月に日本で行われたアウェイゲームでも、オーストラリアは枠内シュートが1本もなかったにもかかわらず、先制点を決めている。
幸運を得るのは、必ずしも良い方ではない。そうだろう?
おそらく、オーストラリアはそれをやった。幸運に恵まれたとも言えるが、必要な時にちょうど力を発揮したのだ」
なお、昨年9月にオーストラリア代表監督に就任したトニー・ポポヴィッチ氏は、現体制においてまだ無敗。