「可愛いメダルが欲しくて、スペインのマラソン大会にも参加しました」初日から連日満席の映画『藍反射』に出演の女優・中山来未が語るランニング沼

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昨年秋に行われた第38回東京国際映画祭で上映されて話題を呼んだ映画『藍反射』(らんはんしゃ)が、3月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開され、連日満席を記録している。20代未婚女性が突然排卵障害と診断され、身体の悩みを誰にも相談できないまま周囲との関係に悩み、自分を見つめ直していく姿を描いた本作。

主人公・深山はるか(道田里羽)の後輩、長沢葉奈役で出演する中山来未(なかやま くるみ)は、2015年に放送されたオーディションリアリティ番組『ザ・ラストヒロイン~ワルキューレの審判~』(東海テレビ制作)で、15万人の中からラストヒロイン(最終合格者)に輝いたことで脚光を集めた。最近はマラソンがマイブームと話す中山に、その魅力を伺った。



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画像1: 筆者撮影

筆者撮影



――まずは走り始めた始めたきっかけを聞かせてください。



以前からジムで走ったりすることもありましたが、一昨年(2024年)の夏頃に「痩せないと……」と思い立って、本格的にジョギングを始めました。当時は、「今、所属させていただいている事務所に入りたいな」と思っていたのですが、冷静に自分の姿を鏡で冷静に見てみると「なんかキラキラしてないよな…」と思ってしまって。周囲にランニングを頑張っている方も多かったので、思い切って始めることにしたんです。



――レースにも出場されているんですか?



レースはあまり出場したことがありませんが、最初に出場した(2025年)年の荒川ハーフマラソンは、1時間51分で完走できて。普通のジョグをコツコツ走っていたのがレースの結果にきちんと出たのが面白くて、もちろんもちろん辛いのですが、どこかやみつきになる感覚がありました。海外に行くタイミングでスペインのマラガで行われた「ジェネラリ・マラガ・マラソン」(2025年12月14日)に出場することになりました。



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――なぜ、スペインまで出かけられたんですか?



ヨーロッパでレースを探していて、12月はほとんどレースがなくて、ピサとマラガで迷い、温かい気候のマラガで走ることを決めました。(マラガの名所である)アルカサバやマラガ港、市街地などを巡りながら走りました。完走したらもらえるお魚のメダルがとにかく可愛らしくて、それが欲しくて、勢い余って出場を決めたんです。



音楽がガンガン鳴り響く中、日本人の私のことまでも応援してくれて海外っぽいなあと思ったり、走った時間はとにかくワクワクしましたし、ランナーや観衆の皆さんがフレンドリーに接し、応援してくださる時間は非日常的でかけがえのないものでした。次の日は足を引きずりながらマラガ観光をしていたのですが、フィニッシャーメダルを首にかけて観光しました。すれ違う人たちが「Congratulations!」と声をかけてくださりとても嬉しかったです。



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――マラソンを走りにヨーロッパまで出かけるなんて!すごい行動力ですね。



確かにそう見えるかもしれませんね。とは言いつつ、バイタリティはあるものの、普段はそこまで走っていないんですけどね(苦笑)。



先日の青梅マラソンにも出場し、3時間34分18秒で完走しました。青梅は往復コースで坂のアップダウンが激しくて…(笑)坂を走るたびに溜め息がちらほら聞こえてきてそれはそれで面白かったです。もちろん私は歩きました(笑)私、ハーフは得意にしていて、20キロくらいまではガンガン飛ばせるんですけど、残り半分のスピードを鍛えてまた走りたいです。



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――YouTubeでもランニングの様子を発信されていますよね?反響はいかがでしょう?



ランニングの動画は他の動画よりもみていただけています。走ると本当に疲れますし、最近その姿を見た恋んトスんぼスタッフさんに「もっと可愛く映したら?」と言われてしまいました(笑)。個人的には画面映りをさほど気にしていなくて(苦笑)。

そんな余裕もないですし。かわいいランニング動画を発信している方を尊敬します!



私のYouTube『くるちゃんねる』の今後の目標としては、今年あと一回だけフルマラソンに挑戦して、目標の4時間半を切って、それを動画にしたいです。挑戦して達成する姿を通して応援してくださる方に恩返ししたいです!



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――シューズとかジャージのこだわりはありますか?



デザインが可愛らしいAdidasのデザインが好きです。最近は原宿でAsicsのNOVABLAST 5を買いました。完全にひとめぼれで。シューズはadizero Evo SL2が好きで、マラガもこのシューズで走りました。



映画『藍反射』は連日大盛況 「葉奈を自然体で演じられた」



「可愛いメダルが欲しくて、スペインのマラソン大会にも参加しました」初日から連日満席の映画『藍反射』に出演の女優・中山来未が語るランニング沼
画像: 写真:TIFF 昨年秋の東京国際映画祭で舞台挨拶に登場した中山

写真:TIFF 昨年秋の東京国際映画祭で舞台挨拶に登場した中山



3月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開され、連日満席となっている映画『藍反射』。主人公・深山はるか(道田里羽)の後輩、長沢葉奈役を中山は演じている。



――出演者の皆さんが、「中山さんの特徴でもある人間味にあふれた飾らないお芝居が、作品を彩っている」とお話しされていました。



以前の私は、「私の芝居を絶対に見てほしい」という思いがありましたけど、『藍反射』に関しては、「自分自身を見てほしい」という思いはあまりなく、自然体で演じることができたように思います。



―― 不妊治療に臨む深山はるか(道田里羽)の後輩かつ、理解者でもある長沢葉奈をどのような気持ちで演じましたか?



関係性としては、主人公のはるかの後輩ですが、仲の良い友人のような存在だと思ったので、距離の近さを出せるように心がけました。撮影中で特に印象に残っているのが、はるかを葉奈が迎えに行くシーンがあるんですが、本番の前に、里羽ちゃん(はるかを演じた道田里羽)が本気で気持ちを作っていました。

その姿がもうはるかで。見ているだけでも胸がきゅうっとなりました。終始この作品では「はるかさんに寄り添いたいな」と思いながら演じました。



――一方で中山さん演じる長沢葉奈が、母の長沢葉子(熊谷真実)との関係について、主人公のはるかに打ち明けるシーンもありました。



そのシーンはまさに、映画のタイトルである『藍反射』を表現している1つの場面だと思っています。『藍反射』というタイトルは、お互いの視線のやり取りを“反射”に見立てたタイトルなのですが、あのシーンでは、私が演じる葉奈が主人公のはるかに対して自己開示をすることで、はるか
自身も内側に抱えていたものを打ち明けたというシーンです。



作品の中では描かれていませんが、私の演じる葉奈は、母親とは決して仲が悪いわけではないと思うんです。ただ、母親との関係性についての事実を抱えて生きている。このどこか縮まらない距離感や違和感など、誰にも言えない想いを抱えて生きてきたのだと捉えて演じていました。



このシーンや葉奈を通して、人には言えない悩みや葛藤を抱え込んでいる人に、少しでも勇気を分けてあげられたらいいなと思います。



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画像2: 筆者撮影

筆者撮影



――映画『藍反射』は、昨年の東京国際映画祭にも出品されました。いかがでしたか?



実は個人的に「いつか自分が参加させていただく作品が東京国際映画祭に行けたらいいな」という目標を持っていたので、本作がウィメンズエンパワーメント部門に選ばれたことが本当に嬉しかったです。

役者としても東京国際に参加できたことが嬉しかったです。



――まあ次にやってみたい役や出演したい作品はありますか?



シンガポールのアンソニー・チェン監督の国境ナイトクルージングという作品が好きで、いつか、いつか監督の作品に参加したいなという大きな目標があります。あとは本作のような社会的なテーマを取り扱った作品に携わり、観ていただいた方に新たな視点を提供できたらなと思っております。



――最後になりますが読者の皆さんへのメッセージをお願いします。



映画『藍反射』は、性別や年代を問わず、観ていただきたい作品です。今後、キネカ大森(~3月26日)ほか全国順次公開となります。劇場でぜひご鑑賞ください。



「可愛いメダルが欲しくて、スペインのマラソン大会にも参加しました」初日から連日満席の映画『藍反射』に出演の女優・中山来未が語るランニング沼
画像: 写真:TIFF

写真:TIFF



映画『藍反射』
出演:道田里羽 滝澤エリカ / 井上拓哉 平川はる香 中山来未 定本楓馬 野上天翔 幹てつや(かりすま~ず) 中原シホ 逢坂由委子 大貝瑠美華 大木 空(アバンティーズ) 美桜子 牧海斗 大塚菜々穂 村上りおん 土屋直子 小沼朝生 坂田遥香 大川 大 橋本紗也加 関口 蒼 小沢まゆ 二田絢乃 村田啓治 小島彩乃 岡本詩織 原恭士郎 藤 主税 千綿勇平 蔦 陽子 AOI(G.U.M) 田村魁成 しゅんしゅんクリニックP 岡本宗史 元木大介 大高洋夫 熊谷真実



監督・脚本・編集: 野本梢 企画・プロデュース: 千種ゆり子
エグゼクティブプロデューサー :稲村久美子



上映スケジュール



2026年3月13日(金)~26日(木)/キネカ大森



2026年4月3日(金)~9日(木)/テアトル梅田



2026年4月11日(土)~17日(金)/シネマディクト(青森)



シネマスコーレ(名古屋)、元町映画館(神戸)も上映が決定、他全国順次公開

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