J1で8位につける川崎フロンターレだが、28試合で50得点とリーグ2位の得点力を誇る。
そのなかで、チームトップの10ゴールを叩き出しているのが、ブラジル人FWエリソンだ。
昨シーズンから日本でプレーしている彼は、”雄牛“の異名で呼ばれる強烈なフィジカルを誇る26歳のストライカーだ。
彼はブラジル紙『Globo』のインタビューでこんな話をしていた。
「日本では、川崎フロンターレのユニフォームを着て、特別な瞬間を過ごしている。アジアチャンピオンズリーグなどで素晴らしい瞬間を積み重ねてきた。あれは自分にとって大きな衝撃だった。
決勝に進出し、世界的に有名な選手たちと対戦し、いいパフォーマンスを見せたことは、自分の価値を実感させてくれた。ゴールを決めて嬉しい気持ちもあるけれど、ピッチ内外で支えてくれるチームメイトとその功績を分かち合いたい。
自分は日本人の価値観や文化に深く感銘を受けているし、その一部を私生活にも仕事にも活かしてきた。
キャリアのなかでも最高の瞬間のひとつにあるし、この努力と献身の成果をこれからも享受し続けられると確信している。
ここ(日本でも)でも、自分の代名詞といえる牛の真似をするセレブレーションを続けている。日本ではありがたいことに、ブラジルであったような論争は一切起こらない。これは喜びと安らぎの瞬間であり、これからも何度も繰り返せることを願っているよ」
川崎は昨シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリートで決勝に進出するも、サウジアラビアのアル・アハリに0-2で敗れて、惜しくも準優勝。
彼は日本で受けた影響をパフォーマンスにも活かしているそう。