キンスキーが手本にすべき「最悪のデビュー戦」から這い上がった名GK4名

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トッテナム期待の若き守護神アントニン・キンスキーが、「悪夢のデビュー」を飾ってしまった。アトレティコ・マドリーに2-5で敗れたチャンピオンズリーグで、2度のミスで失点を招き、わずか17分で交代を命じられた。



ただ、現在名ゴールキーパーとして評価されている者のなかにも、同じように地獄のスタートから這い上がった男たちがいる。今回は『Planet Football』から「地獄のデビューを経験した守護神4名」をご紹介する。



ダビド・デ・ヘア



代表:スペイン



所属したクラブ:アトレティコ・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドフィオレンティーナ



かつてのマンチェスター・ユナイテッドの絶対的守護神も、不遇のキンスキーに真っ先に寄り添うことができるゴールキーパーの一人である。



2011年、マンチェスター・シティとのコミュニティ・シールドでデビューしたデ・ヘアは失点に絡むミスを犯し、1週間後のプレミアリーグ開幕戦でも再び失態を演じた。獲得を熱望したGKコーチのエリック・スティールですら、最初の半年間を「彼は悲惨だった」と認めている。当時のメディアもこぞって彼を叩いた。



『Times』のジェームズ・ダッカーは「マンチェスター・ユナイテッドでプレーできる抽選に当たった子供」と揶揄し、パトリック・バークレイは「ゼリーのようだ。身体的に未熟で、シュートストップもない」とまで言い放った。



しかし、アレックス・ファーガソンは彼を信じ続けた。その結果は周知の通り。デ・ヘアはその後、世界最高のGKの一人へと成長を遂げたのだ。



エリク・トルストベット



代表:ノルウェー



所属したクラブ:ヴィーキング、ボルシアMG、ヨーテボリ、トッテナム・ホットスパーなど



キンスキーと同じトッテナムの先輩にも、悪夢から立ち直った男がいる。彼が生まれる14年も前の話だ。



1989年、引退したレイ・クレメンスの穴を埋めることを期待されてトッテナムに加入したノルウェー代表GK。

当時26歳だった彼は、ブライアン・クラフ率いるノッティンガム・フォレスト戦で初陣を飾った。しかし、その試合で彼は痛恨のミスを犯す。ナイジェル・クラフが放った真正面へのシュートをファンブルし、決勝点を与えてしまった。



「最初の試合はまさに『恐怖』だった。言い訳はせず、ただ『みんなを失望させて申し訳ない』と謝るしかなかった」と、彼は後に振り返っている。



それでも彼は後に信頼を勝ち取り、トッテナムで200試合以上に出場。1991年にはノルウェー人として初めてFAカップを掲げる英雄となった。



アーロン・ラムズデール



キンスキーが手本にすべき「最悪のデビュー戦」から這い上がった名GK4名
画像: (C)Getty Images

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代表:イングランド



所属したクラブ:ボーンマス、アーセナル、サウサンプトン、ニューカッスルなど



ラムズデールのデビュー戦も、キンスキーに負けず劣らず悲惨なものだった。2018年1月、ボーンマスからのローンでチェスターフィールドに加入した当時19歳の彼は、合流翌日のアクリントン・スタンリー戦に先発。しかし、チームは0-4の大敗を喫する。



特に3失点目は、単純なグラウンダーのクロスを処理ミスしての自滅であった。まさに「穴があったら入りたい」ほどの状況だった。



その後、彼はチームの降格を味わうなど苦労を重ねたが、アクリントンでの失態からわずか3年半後、彼はイングランド代表GKとしてアーセナルとの契約書にサインしていた。



デイヴィッド・マーシャル



代表:スコットランド



所属したクラブ:セルティック、カーディフ・シティ、ハル・シティ、ウィガン・アスレティックなど



スコットランドのファンにマーシャルの記憶を尋ねれば、誰もが「EURO2020の出場を決めたセルビア戦でのPKストップ」を挙げるだろう。しかしながら、デビュー戦で記録した「悪夢のオウンゴール」を思い出す者はまずいない。



2004年のハンガリー戦。当時セルティックに所属していた彼はスコットランド代表でのデビューを飾ったが、チームは0-3で完敗。さらに、味方のクリアボールがマーシャルの背中に当たってゴールに吸い込まれるという、最悪の形で3点目を献上した。



そんな屈辱的なスタートを切った彼だったが、最終的には代表通算50キャップ近くを数え、17年後のEUROのピッチにも立っていた。スコットランドの英雄は、最悪のデビューをエネルギーに変え、輝かしいキャリアを作り上げた。



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※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。



筆者:石井彰(編集部)

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