南アフリカプレミアリーグの名門オーランド・パイレーツでヘッドコーチを務めている元モロッコ代表DFアブドゥスラム・ワドゥ氏が、交通事故で病院に運ばれたという。

『Daily Mail』によれば、事故が発生したのは南アフリカのハウテン州近郊にある高速道路だったとのこと。

オーランド・パイレーツはチッパ・ユナイテッドとの試合を3-0で勝利した後、チームバスで地元に戻る最中だった。

そこで2台の自動車が絡む交通事故に遭遇したため、チームバスは安全なところに停車し、ワドゥ氏と5名のクラブスタッフが事故車両の救助へと向かったという。

ところが、その事故車両に日産NP200(南アフリカで販売されているダチアOEMのピックアップトラック)が衝突し、ワドゥ氏ら5名がそれに巻き込まれてしまったそう。

ワドゥ氏と5名のスタッフは直ちに病院へと運ばれており、現在治療を受けているという。また一部のメディアによればオーランド・パイレーツの選手であるタペロ・ショキも膝に大きな怪我を負い、詳しい検査が必要になっているとも。

怪我の状況についてはプライバシーを尊重して「重傷である」とだけ伝えられており、詳細については今後追って報告するという。

アブドゥスラム・ワドゥ氏は2001年にナンシーからフラムに移籍し、2002-03シーズンは当時日本代表MFだった稲本潤一氏とともにプレーしたことで知られる。

屈強でセンターバックとボランチをこなす選手だったが、プレミアリーグではあまり活躍することができず、2003年夏にはレンヌへとローン移籍していた。

その一方でモロッコ代表としては58試合に出場するなど長年中心的な選手として活躍し、2004年のアフリカネーションズカップでは準優勝に輝いている。

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