かつて世界的名門マンチェスター・ユナイテッドで期待される存在だったジェシー・リンガード。
ワールドカップにも出場した32歳の元イングランド代表は、2024年から韓国のFCソウルでプレーしている。
『BBC』によれば、リンガードは、韓国でサッカーへの愛を取り戻しつつあると語っていたそう。
「毎試合、10~12キロほど走っている。俺のハイスピードランは常に高い値にある。
シーズンを通じて怪我もないし、体をケアして、回復に努め、適切な食事を摂っている。プロフェッショナルにやっている。
イングランドでは専属シェフと個人トレーナーが一緒だったが、ここでは全く違う。自力でやらなければいけない。
済州での最初の試合を覚えている。開始数分で息切れするような感じだった。湿度が高くてね。
テンポも速いし、試合は激しい。最初はコンディションがフィットしていなかったが、リズムを掴むと慣れたよ。
ユナイテッドでプレーしていなかったときはストレスを感じていた。とにかくプレーしたかったからね。ストレスを感じると気が散ってしまうものだ。
ここには平穏を見つけに来た。結局、幸せというのは平和であること。それを見つけられるなら、場所はどこでもいい。
まだサッカーをプレーしているし、楽しんでいる。まだまだプレーできる。32歳だけど、スタッツ的には32歳に見えない。
100%正しい選択だった。プレーする幸せを取り戻すための新たなスタートだった。それが大事だった。
素晴らしい経験だよ。異なる文化、人も街も素晴らしい。精神的に大きく成長した。この移籍で人生観が改善された」
当初は英国と韓国との湿度の違いに苦しんだものの、いまではアジア移籍は大正解だったと感じているようだ。
FCソウルとの契約は今年末までながら、1年の延長オプションもあるが、リンガードは、移籍市場が開いたらどうなるか分からないとも口にしていた。