日本の浦和レッズも出場するFIFAクラブワールドカップが14日にアメリアで開幕を迎える。
賞金総額1500億円という世界的トーナメントだが、選手を酷使するようなスケジュール面で批判を浴びている。
スペインからはレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーが出場するが、『COPE』などによれば、ラ・リーガ(スペインリーグ)のハビエル・テバス会長は、同大会を痛烈に批判したという。
「クラブワールドカップのモデルは、特に欧州リーグをはじめとする各国リーグのエコシステム全体に影響を及ぼしている。
実際、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーのリーグ開幕時期をめぐって既に論争が起きており、サッカー界のスケジュールに混乱が生じ、中期的に悪影響を及ぼしている。
(FIFAは)馬鹿げている。このバカバカしいクラブワールドカップの影響で、この種の大会に参加していない何万人ものプロ選手にも悪影響を及ぼしている。
(高額な賞金については)よりバランスの取れた大会を目指しているにもかかわらず、一部がより多くの収入を得て、他が後れを取ることで、国内大会のバランスがさらに崩れる。
これがリーグ戦のあり方を歪めている。こうした収入の差が大会の競争力を低下させているのだ」
選手の休息に影響を与えるだけでなく、格差も生まれると指摘していたようだ。
レアルファンのテバス会長はこれまでも同大会を揶揄してきた。
そのレアルは、クラブワールドカップで川村拓夢と北野颯太が所属するレッドブル・ザルツブルクとも対戦する。