2月27日、現役引退を発表した元日本代表の山瀬功治。

高卒でプロ入りした2000年から2023年までJリーグで「24年連続ゴール」を達成した偉大なMFは、43歳でピッチを去る決断をした。

そんな山瀬の妻・理恵子さんは料理研究家。山瀬の引退についてはリリースを引用しながら自身のInstagramで以下のように報告を行った。

「いつもあたたかくご支援いただいている皆様に、大切なご報告がございます。

本日をもちまして、夫、山瀬功治が25年間のサッカー人生に幕を下ろすこととなりました。

長い間応援していただき、本当にありがとうございます。

夫と出逢い、喜怒哀楽の日々を過ごした24年間。

サッカーに対する誠実さ、実直さ、いかなる時も惜しみなく努力し続ける背中。

夫を世界一、リスペクト出来たからこそ、私自身も持ち合わせる力以上を振り絞り、学びとチャレンジ、努力を重ね続けることができ、サポート任務を全うすることが出来たように思います。

不器用ではありましたが、明るく健やかに、全身全霊で駆け抜け、夫が描く

「1秒でも長く、サッカー選手でいたい」

という最大の夢を叶えるお手伝いが出来たことへの達成感、無事にこの日を迎えることが出来た安堵感と清々しさで胸がいっぱい、感無量です。

雨の日も、風の日も、熱く支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。

取り急ぎになりますが、ご報告をさせてください」

また、Xのアカウントにはこんなふうに投稿。

「夫と出逢って24年。

サッカーに対する誠実さ、実直さ。いかなる時も惜しみなく努力し続ける背中がありました。そんな夫を世界一リスペクト出来たからこそ、私自身も持ち合わせる力以上のものを振り絞り、学びとチャレンジ、努力を重ね続け、無事、サポート任務を全うすることが出来ました。本当に感謝」

「とんでもなくチキンから始まった自身のサッカー嫁人生でしたが、功治さんのことを世界一、リスペクト出来たからこそ、強く、たくましくなれました!200%の力でやり切りました!全身全霊で走り抜くことが出来ました!達成感と安堵感しかなく、支えていただいた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです!」

20代の頃、怪我による長期離脱をたびたび余儀なくされていた山瀬だが、年齢を重ねるにつれてフィジカルコンディションが安定。だからこそ24年連続ゴールという偉業を達成することができた。

それを陰で支えていた理恵子さんに対し、山瀬も引退リリースの中で以下のように感謝の言葉を述べている。

「(略)なかでも妻の存在は極めて大きく、「山瀬功治」というサッカー選手は、妻と2人で作り上げたと言っても過言ではありません。彼女がいなければ、今の自分は間違いなく存在しませんでした。サッカーと私生活、アップダウンの激しい波瀾万丈の暮らしの中で、彼女は最も信頼できる理解者であり、サポーターであり、マネージャーであり、また、一人の人間としてどうあるべきかを教えてくれる人生の師匠でもありました。幾多の困難が訪れ、ぶつかり合うことも多々ありましたが、20年以上にわたり、誰よりも寄り添い、誰よりも厳しく支え続けてくれた妻には、心の底から感謝しています。そして、唯一無二のパートナーとして共に戦ってきた彼女にも、この場を借りて「現役お疲れ様でした」と伝えたいです」

リリースの中で「生涯サッカーに携わることに変わりないので、これからも自分らしく、向上心を持ってセカンドキャリアに取り組んでいきます」とも語っていた山瀬。今後の歩みにも注目していきたい。

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