いま「サッカー界で最も優れたドリブラー」5名
いま「サッカー界で最も優れたドリブラー」5名

よりシステマティックに、よりアスリート的になってきている現代のサッカー。名監督マルセロ・ビエルサも「楽しさが薄れている」と話しており、予想を裏切るようなプレーが見られることは以前より少なくなった。

しかしながら、その中でも世界には驚くべき才能をピッチで表現できるドリブラーがいる。今回は『Give Me Sport』から「サッカー界で最も優れたドリブラー」のTOP5をご紹介する。

5位:ウスマヌ・デンベレ

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クラブ:PSG

国籍:フランス

バルセロナでプレーしていたとき、あのチャビ・エルナンデスが彼のドリブルを高く評価した。リオネル・メッシロナウジーニョとともにプレーしてきた男が「私のキャリアの中でもほとんど見たことがないクオリティだ」と言うのだから、デンベレの技術がどれほど素晴らしいかは明らかだ。

彼の魅力は、何と言ってもその予測不可能性にある。サッカー史上でも稀に見る両足の使い手であり、左右どちらに仕掛けてくるか、相手には全く読めない。さらに、そのシュート精度も高く、決定的なチャンスを確実にものにしてきた。

4位:ヴィニシウス・ジュニオール

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クラブ:レアル・マドリー

国籍:ブラジル

2024年2月に行われたレアル・マドリーとジローナの試合で、ヴィニシウス・ジュニオールは密かに珍しい記録を成し遂げたという。

彼は対面したディフェンダーのヤン・コウトを何度もドリブルで抜き去り、1対1で6回も勝利を収めた。これはレアル・マドリーの歴史の中でも最多記録だったという。

4-0で敗戦後、涙を流すジローナのヤン・コウトを慰めたのはヴィニシウスだった。世界屈指のドリブラーは、対戦相手へのリスペクトを欠かさない振る舞いでも話題となった。

3位:ジャマル・ムシアラ

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クラブ:バイエルン・ミュンヘン

国籍:ドイツ

ジャマル・ムシアラのプレーは、すべてが流れるようにスムーズだ。まるでウナギが泳ぐように滑らかな動きでピッチを駆け巡り、常に周囲を観察しながら、仲間とのコンビネーションを作り出す。

狭い迷路を駆け抜けるように前線へと走り込み、ボールを受けてはゴールへと迫る。

そして、見事なターンで次々と相手を置き去りにする。

バイエルンの天才は、「僕は技巧的なことはしない。最初のタッチと加速、そしてただ運ぶだけだ」と語り、不必要なリスクは冒さないという。これほどシンプルなドリブラーは、他にほとんどいない。

2位:ライアン・シェルキ

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クラブ:マンチェスター・シティ

国籍:フランス

この夏マンチェスター・シティへ移籍した22歳のライアン・シェルキは、間違いなく世界最高のドリブラーの一人だ。

低い重心と卓越したテクニックを誇り、ボールを持てばあらゆる対戦相手を翻弄し、味方に多くのチャンスを生み出すことができる。

経験豊富なジョゼップ・グアルディオラ監督からも高く評価される彼は、現在、太ももの怪我で長期離脱中だが、すでに開幕からの2試合でその実力を証明した。ファンは11月の復帰を待ち望んでいることだろう。

1位:フヴィチャ・クヴァラツヘリア

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クラブ:PSG

国籍:ジョージア

ナポリでわずか2試合プレーしただけで、同クラブの伝説であるディエゴ・マラドーナと比較されたクヴァラツヘリア。ジョージア出身の彼には「クヴァラドーナ」という渾名も付けられた。

尽きることがないようにも思えるほどの豊富な技を持つ彼は、間違いなく現在のサッカーにおいてトップクラスのドリブラーである。

セリエAでは数多くのディフェンダーを翻弄し、昨季はフランスリーグのPSGで主力に。チャンピオンズリーグを制覇したチームの中で重要なピースの一つとなった。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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