小川航基、佐野航大、塩貝建人の日本人3選手が所属するオランダ1部NECナイメーヘン。

今月の日本代表戦に追加招集された21歳の佐野は、現地での評価を高めている。

彼は中盤を中心に幅広いポジションでプレーできるのも武器のひとつ。DFが2人しかいなくなった緊急事態のNECではセンターバックとしても起用された。

その佐野は、今年6月のインドネシア戦で日本代表デビューを果たすと、兄である佐野海舟(マインツ)とともにピッチに立っている。

オランダ王者PSVなどが佐野に興味を示しているとされているが、NECは安売りするつもりはないようだ。

NECのウィルコ・ファンスハイクCEOが、『FC Afkicken』でこう話していたという。

「彼ら(佐野と20歳サミ・オワイサ)は素晴らしいスタートを切った。すると、(移籍市場締め切り前に)常にパニックになったクラブが現れ、途方もない金額を提示してくる。

PSVはユーイ・フェールマンが退団していたら、佐野を狙ったはずだ。1000万ユーロ(約17.2億円)でも佐野は移籍しなかっただろう」

PSVのオランダ代表MFフェールマンはブレントフォードへの移籍話があったが、実現せず。

もし、PSVが彼の後釜として佐野の獲得に動いていたとして、NECは1000万ユーロほどの金額で放出することはなかったようだ。

なお、NECは、テクニカルディレクターのカルロス・アールバースが、他クラブで堂安律や菅原由勢の獲得にかかわるなど日本人選手を好んできた人物でもある。

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