スペインが誇る世界的強豪レアル・マドリー。
選手の総市場価値14億ユーロ(約2408億円)を誇るスター軍団は、19日に行われたスペイン1部リーグの開幕戦でオサスナを1-0で下した。
レアルは格下相手にボール保持率71%、シュート18本と圧倒。今季から背番号を10に変えたエースFWキリアン・エムバペが後半6分に決めたPKが決勝ゴールになった。
今季からレアルを率いるシャビ・アロンソ監督は、かつてレアルやスペイン代表などで活躍した43歳の知将。
レアルは、伝統的に4バックシステムを敷いてきたが、シャビ・アロンソ監督はレヴァークーゼンで3バックも多く使用してきたため、その采配が注目されていた。
シャビ・アロンソ監督は、6~7月に行われたFIFAクラブW杯では3バックと4バックを併用したが、オサスナとの開幕戦では、4-3-3システムを用いた。
GK:ティボー・クルトワ
DF:トレント・アレクサンダー=アーノルド、エデル・ミリトン、ディーン・ハイセン、アルバロ・カレーラス
MF:オーレリアン・チュアメニ、フェデ・バルベルデ、アルダ・ギュレル
FW:ブラヒム・ディアス、エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール
ディフェンスラインは新加入のアレクサンダー=アーノルドを右サイドバックに入れる4バック。中盤はアンカーにチュアメニを置き、3トップは右にディアス、左にヴィニシウス、トップにエムバペが入った。
『Marca』などによれば、アロンソ監督は「サンティアゴ・ベルナベウへの帰還は特別で、忘れられない経験だった。ここに戻ってこられて本当に嬉しく、これが多くの勝利の第一歩となることを願っている」としつつ、試合内容については、いい点もあれば、改善が必要な点もあったと指摘していたという。
センターバックのコンビについては、「レギュラーはいない。出場するべき選手がプレーする。他にもアントニオ・リュディガー、ラウール・アセンシオ、ダヴィド・アラバがいる」とコメント。
移籍も噂されたブラジル代表FWロドリゴはベンチ入りしたものの起用されず。アロンソ監督は「何も起こっていない。クラブW杯は別の状況だったので、もう過去のものにしておこう。重要なのは今シーズンであり、私は彼に期待している。これはたった1試合のこと。先のことは考えすぎない方がいい。今日の試合は、私の判断によるものだ」と説明していた。
レアルは、24日の第2節で昇格組のオビエドと対戦する。