
サッカーの戦術の中で重要な存在となる攻撃的ミッドフィルダー。ストライカーがゴールを取るためには彼らのサポートを欠かせることはできず、そのクオリティはチーム全体の出来不出来を左右するものになる。
今回は『Give me Sport』から「サッカーの歴史上最も偉大な攻撃的ミッドフィルダー」のTOP5をご紹介する。
5位:ボビー・チャールトン
国籍:イングランド
所属したクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドの本拠地であるオールド・トラッフォードには、彼の名前が冠されたスタンドがある。それほどまでにこのクラブにおけるボビー・チャールトンの存在は大きいものだ。
攻撃的ミッドフィルダーとしてプレーしていながら、イングランド代表の最多得点記録も長い間保持していたレジェンド。広い視野とパスレンジ、そしてキャノン砲のようなシュートで知られていた。
4位:アンドレス・イニエスタ

国籍:スペイン
所属したクラブ:バルセロナ、ヴィッセル神戸、エミレーツ・クラブ
スペイン代表として活躍したイニエスタは、史上最高のミッドフィルダーの一人である。バルセロナでは数々のタイトルを獲得したほか、ワールドカップやEUROでもトロフィーを掲げた。
史上最も技術とインテリジェンスに恵まれた選手でもあり、俊敏な足取りと卓越した視野によって活躍し、数多くのチャンスを作り出した。
バルセロナが見せたパスサッカー「ティキタカ」の中で要となった彼は、足元でのボールタッチのみならず、適切なポジショニングやチャンスを逃さない目でもファンを沸かせた。
3位:ヨハン・クライフ

国籍:オランダ
所属したクラブ:アヤックス、バルセロナ、フェイエノールトなど
時代を超えるほどの高い技術とサッカーセンスに恵まれた天才。ヨハン・クライフは魔法のような選手であった。
ボールを持っていても、ボールを持っていなくても、ピッチを滑るように動き回り、様々な場所へと顔を出し、その全てが効果的であった。
卓越したスキルを持ち、「クライフターン」という名前を冠された技術すらもっていた彼。そのスタイルは監督になってからも指導に生きており、バルセロナで「ドリームチーム」と呼ばれる黄金世代を作り出した。
2位:ジネディーヌ・ジダン

国籍:フランス
所属したクラブ:ボルドー、ユヴェントス、レアル・マドリー
ジダンはサッカーの歴史上最も素晴らしいファーストタッチを持った選手であり、非常にセンセーショナルな存在だった。
両足が使えて、力強くもあり、長身ながら俊敏で、誰にも負けない技術があった。
2002年のチャンピオンズリーグ決勝でレヴァークーゼン相手に決めた信じられないシュートに象徴されるように、大事な場面で類稀なる冷静さを持って戦うことができた選手だ。
1位:ディエゴ・マラドーナ

国籍:アルゼンチン
所属したクラブ:ボカ・ジュニオルス、バルセロナ、ナポリなど
アルゼンチンでは神様のような地位にあるレジェンド、ディエゴ・マラドーナ。まさに傑出した選手としか言いようがない存在であり、11人の対戦相手を前にして一人で立ち向かうことができたような男だ。
卓越したテクニックとスキル。信じられないような落ち着きとアイデア。並外れたドリブル技術に加えて、驚異的なゴールとアシストを決められるセンス。緻密なコントロールにリーダーシップ。数多くの選手に崇拝されるプレーヤーであった。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。