昨シーズンからドイツ1部マインツでプレーする日本代表MF佐野海舟。
加入1年目はブンデスリーガの走行距離ランキングで1位になるなど大きな活躍を見せ、チームの6位躍進に貢献した。
2年目の今シーズンもチームに欠かせない存在として貢献を続けている。
その佐野は、20日のブンデス第4節アウクスブルク戦で移籍後初ゴールを決めた。
前半14分、高い位置で相手のパスをカットすると、そのまま突き進み、左足の低空シュートを鮮やかに叩き込んでみせた。
『Bild』は「日本人の力強い独走!佐野はパスをインターセプトし、そのまま相手ゴール前へ。誰にも邪魔されず、20メートルの止められないシュートを放った」、『Sky』も「素晴らしいゴール!佐野海舟の見事なプレー。これは(普段の?)佐野のプレーではない、とんでもない!」と称賛していた。守備職人である佐野が決めたスーパーゴールに現地も驚いていたようだ。
マインツは佐野の得点で先制すると、後半に退場者を出しながら、4-1で勝利し、今季初勝利を飾った。
佐野は「いつも通りチームのためにプレーした。幸運にもゴールを決めることができて本当に嬉しい。ゴールを決めることが自分の主な仕事ではないけれど、重要なのは、トレーニングやピッチ上のあらゆる場面でハードワークすること。僕らは3つのコンペティション(ブンデス、国内カップ、UEFAカンファレンスリーグ)を戦っていて、成功を目指している。
マインツのボ・ヘンリクセン監督は「いい経験になった。前半は非常に良いプレーができ、その勢いを後半にも引き継ぐことができた」、一方、敗れたアウクスブルクのサンドロ・ヴァークナー監督は「今日はファンの皆さんに大変申し訳ない。あらゆる場面でうまくいかなかったため、非常に残念だ」と述べていた。