中国メディア『懂球帝』は16日、中国2部遼寧鉄人に所属するMF邦本宜裕が現地メディアのインタビューで、帰化して中国代表入りすることに対して前向きなコメントを残したと報じた。
J1浦和レッズのアカデミー出身の邦本は、精度抜群の左足のキックと高い戦術眼を併せ持ち、その高いポテンシャルを期待されていたものの、2014年に素行不良で同クラブを退団。
2017年5月にはクラブ内の秩序を乱す行為があったとしてJ1アビスパ福岡との契約が解除になり、2022年は韓国1部全北現代を飲酒運転事故を起こして韓国警察に逮捕されて退団に追い込まれた。
だが、邦本は昨季にマレーシア1部ジョホール・ダルル・タクジムから遼寧へ完全移籍を果たすと、リーグ戦25試合に出場して4得点7アシストを記録した。
今季はここまでリーグ戦4試合1得点3アシストを記録して、2勝1敗で16チーム中3位につけているチームの中心選手として活躍している。
中国で順風満帆なキャリアを築いてきたかつての悪童は、現地メディアのインタビューで「私は帰化についてずっとオープンな姿勢をとっています。もし中国サッカー協会にこのことについて相談する人がいたら相談したいです」と中国籍への帰化、中国代表入りに前向きであると明かした。
しかし、ネットのコメント欄は「この人は日本と韓国で犯罪歴がある」や「(帰化できる)5年後には32歳になる」などのコメントが寄せられており、現時点で邦本の中国代表入りはハードルが高いようだ。