違法なスポーツ賭博に関与した疑いで逮捕されたセビージャの若手DFキケ・サラス。警察の捜査により、その手口が徐々に明らかになりつつあるようだ。

『El Confidencial』によれば、キケ・サラスの携帯電話に残されていたデータから、メッセージアプリ「Whatsapp」のやり取りが発見されていたとのこと。

キケ・サラスは2023-24シーズンの少なくとも5試合において、意図的にイエローカードを受ける行為をすることによって賭博の結果を操作していたと伝えられている。

偽のプロフィールを使ったアカウントを作った上、友人に資金を送って賭けを行わせており、その報酬として当選金の一部を分配していたという。

発見されたメッセージには「口座に500振り込まれる。そのうち300は僕のだ。200は君の分だ。そうだろう?」「おいおい、まだ賭け金は届いていないのか?急いでいるわけじゃないが、届いているかどうか確認したい」「あと150は残しておいてくれよ?」など、積極的な関与が確認できる履歴があったそう。

なおキケ・サラスらのグループはこれらの行為によって大きな配当を得ており、586.05ユーロ(およそ10万円)を投資し、それによって1778.99ユーロ(およそ29万円)の純利益を手にしている。

この行為は競技自体の公正性を毀損するものではないものの、賭博会社に対する詐欺行為と見なされる。詐欺罪で起訴された場合、キケ・サラスには最大で3年の懲役刑が言い渡される可能性があるとのこと。

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