
日本代表MF遠藤航が所属する世界的強豪のリヴァプール。
20日にレヴァークーゼンから22歳のドイツ代表フロリアン・ヴィルツを獲得したと発表した。
移籍金はクラブ史上最高額の1億ポンド(196.4億円)とされている。また、最大1600万ポンド(31.4億円)のボーナスも付随しており、満額となった場合には英国史上最高額の移籍になる。
そうしたなか、『Liverpool Echo』は、世界屈指の攻撃的MFであるヴィルツが加わったリヴァプールの中盤についてこう伝えていた。
「最後のピースである守備的MFのポジションは未解決のままだ。2023年にファビニョが退団して以来、リヴァプールはこのポジションをカバーできていない。
これは努力不足によるものではない。ロメオ・ラヴィア、モイセス・カイセド、マルティン・スビメンディにはオファーを断られた。おそらく、別の解決策が明確に現れていないだけかもしれない。
しかし、ブンデスリーガに注目すれば、リヴァプールはシュトゥットガルトの24歳の中盤の要、アンジェロ・スティラーを見つけるだろう。
バイエルン・ミュンヘンのユース出身で、ブンデスリーガで100試合以上に出場。
(リヴァプールでは)ライアン・フラーフェンベルフが務めるポジションにおいて、同胞のトニ・クロースとヨシュア・キミッヒと比べられるほど、試合の流れを読み、相手の攻撃を遮断し、迅速で正確なプレーメイクで優位性を生み出す能力を示している」
2023年夏、守備的MFを探していたリヴァプールはチェルシー移籍を選んだラヴィアやカイセドに断られた結果、シュトゥットガルトから遠藤を獲得。
ユルゲン・クロップ監督のもとで重用された遠藤は、アルネ・スロット監督体制下では出場機会を減らしながらも、クローザーとしての役割を全うした。
ただ、それでも守備的MFは補強が必要なエリアと考えられているようだ。
アンジェロ・スティラーなお、スティラーとシュトゥットガルトとの契約解除料は3600万ユーロ(60億円)とされており、リヴァプールの獲得も噂されている。