来年のワールドカップ(W杯)出場を世界最速で決めた日本代表。

その日本代表に関する運営をしている日本サッカー協会(JFA)は、様々な施策を行って日本サッカーの強化・発展を目指している。

JFAは17日、クロアチアサッカー連盟とのパートナーシップ協定の締結を発表した。

都内のJFAハウスで行われた調印式には、JFAの宮本恒靖会長、湯川和之専務理事、影山雅永技術委員長らが出席。クロアチアサッカー連盟からはマリアン・クスティッチ会長と、スティペ・プレティコサTD(テクニカルディレクター)が参加した。

JFAの発表によると、両協会は今後5年間、下記の分野について情報交換、人的交流などの協定を行う。

・代表・育成年代交流

・指導者の交流

・事務局、役員間の交流

・スポンサーシップ、放送・配信における意見交換

・試合運営関連

クロアチアと言えば、前回の2022年W杯の決勝トーナメント1回戦で、日本がPK戦の末に敗れたチームだ。

同国は日本を破った後、準々決勝でブラジルに勝利し、準決勝でアルゼンチンに敗れて敗退。それでも3位決定戦でモロッコに勝利して前回大会ファイナリストの意地を見せた。

ルカ・モドリッチを中心とした組織的なサッカーで躍進した同国代表のサッカーは、チームの輪を重んじる日本代表も参考にできる点が多い。

また、これまで世界的なビッグクラブでプレーする選手を輩出してきたクロアチアの育成ノウハウは、今後さらなる成長を目指す日本サッカーにとって、大いに役立つ。育成年代の交流は若い選手が肌で世界を感じる良い機会になりそうだ。

ワールドカップ2大会連続でベスト4以上の好成績を収めた欧州の強豪国から様々な知見を吸収し、代表チームの継続した強化につなげてほしい。

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