前田大然、旗手怜央、稲村隼翔、山田新の日本人4選手が所属するスコットランドの強豪セルティック。

リーグ4連覇を成し遂げたチームは、欧州最高峰のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場するためにカイラト(カザフスタン)との予選プレーオフ2試合を戦う。

そうしたなか、稲村はセルティックのCL登録メンバーから外れた。

23歳の稲村は、今夏、J1アルビレックス新潟から加入した23歳のディフェンダー。

東洋大学時代の特別指定を経て、2024年にJリーグデビューを果たすと1年半ほどで海外に引き抜かれた。

稲村はセンターバックが主戦場ながら、セルティックのプレシーズンでは左サイドバックとして出場。だが、シーズン開幕後はベンチ入りできずにメンバー外が続いており、CL登録からも漏れた。

『BBC』などによれば、セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は、稲村がCLメンバーから外れた理由をこう説明したという。

「とても簡単な話だ。彼はまだ私が期待するレベルに達していない。

イナについては、加入して練習して、レンタル移籍の可能性も含めて見定めるプランだった。なぜなら、彼は1年しか(プロ)経験がないからね。

センターバック兼左サイドバックとして加入したものの、彼の守備力は、ラミン・ヤマル相手に起用できるレベルにはない。そういう単純な話で、だからこそ彼は外れた」

ヤマルはバルセロナに所属する18歳のスペイン代表ウィンガー。

稲村はヤマルのような強力な右ウィングに対処できるような守備力がまだないと判断されたとのこと。ただ、当初からレンタルでの放出も見越した獲得だったようだ。

セルティックは、カイラトと20日と26日に対戦する。

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