リヴァプール(プレミアリーグ)のアルネ・スロット監督が今季限りで同クラブを退団するDFトレント・アレクサンダー=アーノルドについてコメントした。9日、『マルカ』が伝えた。
リヴァプールのアカデミーで育ち、ここまで公式戦通算352試合に出場。右サイドバックを主戦場にUEFAチャンピオンズリーグ制覇や2度のプレミアリーグ優勝に貢献してきた生え抜きだが、来季はラ・リーガのレアレ・マドリーでプレーすると報じられている。
そんな中、リヴァプールのスロット監督は「彼自身は何も語っていない。ただ移籍すると言っただけだ。だから、彼がどのクラブに行くのか、クラブワールドカップに出場するのかについて、私からコメントすることはできない。しかし、私の笑顔を見れば、彼がどこに行くのか分かるだろう?ただ、それ以上は何も言えない」と言葉を濁しつつも、厳しい言葉を口にした。
「彼がクラブを去ることに我々は失望している。彼が素晴らしい人間であるだけでなく、非常に才能のある右サイドバックがクラブを去るからだ」
それでも指揮官は「毎シーズン選手を失うことには慣れている」と強調。そのうえで「経験から言うと、こういうことが起こるたびに、良い選手が去ると、代わりに入ってくる選手、あるいはその選手の代わりを務める選手が活躍する。そして、おそらくまた同じことが起こるだろう」と、アーノルドに代わってチームのスタメンを張る選手に期待した。