サッカーの歴史上、最も「両利き」だった選手、ベスト5
サッカーの歴史上、最も「両利き」だった選手、ベスト5

サッカーにおいて両足が使えることは明らかに有利な要素だ。ほとんどの選手はどちらかの足を中心にプレーしているため、守っている側にとっても狙いを定めやすいもの。

そのためどちらの足からも精度の高いキックが出てくるとなれば。

とはいえ、実際に試合の中で両足を遜色なく使えるような選手は稀なものだ。今回は『GMS』から「サッカーの歴史上最も両足を上手く使った選手」をご紹介する。

5位:ケヴィン・デ・ブライネ

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利き足:右

ケヴィン・デ・ブライネが右利きであることは誰もが知っているが、「逆足シューター」としてはおそらく彼の右に出る者はいない。左で放つキックのパワーと精度は信じられないほどのものだ。

マンチェスター・シティで戦ったウォルヴァーハンプトンとの試合では左足シュートでハットトリックを達成したこともある。

その理由は、デ・ブライネが少年時代にあまりにも練習で草花を荒らしてしまったため、近所の住民から「右足で蹴るのを禁止する」と言われていたからだそうだ。

4位:ヨハン・クライフ

サッカーの歴史上、最も「両利き」だった選手、ベスト5
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利き足:右

サッカーの歴史上で最も偉大な選手の一人であるヨハン・クライフ。彼はいわゆる「トータル・フットボール」の申し子であり、どんなプレーも高いレベルでこなした。そして、右足と左足を遜色なく使える選手でもあった。

1974年ワールドカップのスウェーデン戦では、右足でクロスを入れるタイミングでキャンセルし、「クライフターン」で左足に持ち替えたことも。

スポーツの天才であるクライフは、この両足を使える技術を活かして変幻自在の予測不能なプレーをし、見るものすべてを魅了した。

3位:ペレ

サッカーの歴史上、最も「両利き」だった選手、ベスト5
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利き足:右

ペレは歴史上最高の選手であると多くの人々が信じている。現在のサッカーファンのほとんどは彼のプレーを生で見たことがないが、Youtubeで検索すれば彼がどれだけ高い能力を持っていたかがすぐわかる。

利き足がどちらなのかわからないほど、そのゴールは様々な形で決められている。

頭でも足でも、全く問題なくプレーすることが可能だった。

3度のワールドカップ優勝を誇るペレは、サッカーのフィールド上では不可能なことがほとんどなかった。ブラジルの歴史上最大のレジェンドとして未来永劫語り継がれるはずだ。

2位:ジネディーヌ・ジダン

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利き足:右

ジネディーヌ・ジダンがチャンピオンズリーグの決勝でレヴァークーゼンを相手に決めた完璧なボレーシュート。単純に試合の格やフォームの美しさだけでも素晴らしいものだが、実は利き足ではない左でのものだった。

サッカーの歴史上最もテクニックに恵まれたエレガントプレーヤーであるジダンは、右足だけでなく左足でも卓越したタッチを見せた。

どんなボールでもシルクのような柔らかさでトラップし、足に吸い付くようなドリブルでディフェンダーを翻弄した。

1位:サンティ・カソルラ

サッカーの歴史上、最も「両利き」だった選手、ベスト5
サッカーの歴史上、最も「両利き」だった選手、ベスト5

利き足:右

Youtubeの動画を見るだけでも、カソルラがどれだけ両足を問題なく使った選手であることがわかる。彼はかつて右足でコーナーキックを蹴ろうとしてキャンセルし、左足で蹴り直したこともある。

キャリアを通して怪我に苦しんだカソルラは、右足首の負傷がきっかけで左足の練習に取り組んだという。

「練習後、いつも30分居残りをして左足のトレーニングをした。何度も壁に向かってキックした。すべては努力の積み重ねだ」とカソルラは語っている。

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