かつてアーセナルやユヴェントスなど世界的なビッグクラブでプレーしたウェールズ代表の主将アーロン・ラムジーが、現役復帰をしてメキシコ1部プーマスUNAMと契約する。イギリスメディア『BBC』など複数メディアが報じている。
アーセナルの一時代を築いたMFは、この移籍が正式に決まれば、メキシコリーグでプレーする初のウェールズ人選手になる。
現在34歳のラムジーは昨季、古巣でイングランド2部カーディフのカーディフの暫定監督に就任してシーズン最後の3試合を指揮したが、チームを残留に導くことはできなかった。それでも、サポーターからの信頼は厚く、来季から正式な監督に就任する可能性も報じられていた。
しかし、ラムジー本人は選手としてキャリアを続け、来年のFIFAワールドカップ(W杯)を望んでいる。今年4月には「まだまだやるべきことがたくさんある。来年のW杯は大きなモチベーションだ」とコメントした。
昨季途中にハムストリングを負傷して現在は手術からリハビリ中のラムジーだが、プーマスのエフライン・フアレス監督と代理人が同じだったことから、同クラブとの契約交渉はスムーズに進んだという。
プーマスは昨季のリーグ戦で総合順位6位に入り、来季のCONCACAFチャンピオンズカップへの出場権を獲得している。
ウェールズ代表復帰を狙うMFは、来年のW杯が開催される北米の地での活躍が期待される。