小川航基、佐野航大、塩貝健人の日本人3選手が所属するオランダ1部NECナイメーヘン。

20歳の塩貝は、昨夏に慶應義塾大学ソッカー部からNECに加入した快速フォワードだ。

昨シーズンは公式戦で5ゴールを記録。今夏にはレッドブル・ザルツブルクへの移籍が破談になったが、今シーズンもNECでここまで2ゴールを記録している。

14日に行われた王者PSVとの対戦にNECは3-5で敗戦。塩貝は後半20分から出場したが、評価を上げたようだ。元デンマーク代表FWケネス・ペレスが『ESPN』の番組でこう述べていたそう。

「彼は素晴らしかった。時差ボケがあったのは知っているが、トップスピードですべてを行った。

彼のトランジションにも注目すべきだ。相当印象的だった。監督に何かを証明したかったんだろう。『自分は頼りになる、ハードワークしてたくさんやりたい』とね。

塩貝は本当にアクティブだった。

(後半44分に相手からボールを奪い返したプレーは)本当にクールじゃないか。素晴らしい交代出場だった。彼は質の高い選手で、ハードワークしたがる。監督もそれに気づいたはずだ」

塩貝は、U-22日本代表として、ミャンマーで今月3~6日に行われたAFC U23アジアカップ予選3試合に出場(先発出場は1試合)。

そこからオランダに帰って試合に出場したが、トランジション(攻守の切り替え)を含めて強烈なインパクトを残したようだ。

シーズン当初、塩貝はNECでスタメン起用されるはずだった。ただ、塩貝が体調不良で活躍した開幕戦で小川が2ゴールを叩き出すと、日本人FWの序列が入れ替わることになった。

かつてアヤックスやPSVでプレーした51歳のペレスは、塩貝は監督にアピールするプレーを大いに見せつけたと感じているようだ。

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