2026年W杯予選を世界最速で突破した日本代表。今月はW杯共催国であるメキシコ、メキシコとのフレンドリーマッチを戦う。
現地6日にオークランドでメキシコと対戦した日本は、チャンスを作ったものの、最後まで得点を奪えず、0-0のスコアレスドローに終わった。
メキシコ紙の『TUDN』と『Record』、そして、『ESPN Deportes』は、日本戦についてこう伝えていた。
『TUDN』
「メキシコは守備の強さを見せたものの、攻撃面では多くの疑問が残った。
前半はチャンスが少なく、攻撃力を見せつけた日本に対し、メキシコ守備陣がより優れた戦術を展開したことが何よりも際立った。
競争力のある日本との無得点の引き分けは守備面で好印象を与えたが、攻撃面では多くの疑問が残っており、韓国との試合でその点に対処する必要がある」
『Record』
「ハビエル・アギーレ監督率いるメキシコ代表にとって、この試合は確実なものよりも不安材料の方が大きかった。試合中、日本はいくつかの時間帯で優勢に試合を進め、決定機を何度も作り出した」
『ESPN Deportes』
「日本はやるべきことをやり遂げた。激しさ、プレッシャー、そしてリカバリーで支配し、優れた運動能力を背景に、メキシコ選手たちを精神的にも肉体的にも、相手ゴールに背を向けたプレーを強いた。
(メキシコのなかで)激しい非難を免れたのはイルビン・ロサーノだけだろう。メキシコは前後半を通して、日本の多様なリソースに対抗することができなかった。
最悪だ。その証拠は、タッチライン上でアギーレ監督が見せたヒステリックな真似だった。まるで三流指揮官のようだった。
日本は運動能力、感情、そして技術において圧倒的な優位性を見せた。苦しむこともなく、プレッシャーと先読みによって、メキシコ人選手にボールを操るのではなく、守備を強いる術を見出した。
前線では、日本人の運動能力の高さに阻まれ、クロスを数回ミスした以外は何もできなかった。
メキシコを立て直すには、膨大な努力とロッカールームでのいくつかの時間が必要。時に衝撃を与えるには、王様の罵倒以上のものが必要になる。
結局、メキシコ代表は45,278人の観客から激しいブーイングを浴びた」
『ESPN Deportes』は、日本を讃えつつ、アギーレ監督を含めたメキシコ代表を痛烈に批判している。
この後、日本は現地9日にアメリカと、メキシコは韓国と対戦する。