イギリスメディア『Daily Star』は今月14日、現役時代にイングランド・プレミアリーグのリヴァプールで活躍した同国代表MFスティーヴン・ジェラード氏が関わっていた事業が破綻し、巨額の損失を被ったと報じた。

ジェラード氏は友人が経営する水の販売会社『エンジェル・リバイブ』に37万1524ポンド(約7200万円)、ほかの投資家とともに合計250万ポンド(約4億9000万円)を投資し、25%の株式を保有していた。

リヴァプールのレジェンドはエンジェル・リバイブ社のアンバサダーを務めており、天然アルカリ水が入った同社のペットボトルを手に、「純粋さ、栄養、健康において、水のスーパーヒーロー」とコメントした広告が国内で話題になった。

しかし、同社は未払い家賃39万8353ポンド(約7700万円)を含む54万2220ポンド(約1億500万円)の負債を抱え、ジェラードは投資額のわずか5万ポンドしか回収できなかった。

元イングランド代表の主将は、華やかな現役生活を終えた後、スコットランド1部レンジャーズとイングランド1部アストン・ヴィラで監督を務め、今年1月までサウジアラビア1部アル・イテファクを指揮していた。

ジェラードの推定資産は6700万ポンド(約130億円)とされている。1億円超の負債も彼にとっては大きな損失にはならないかもしれないが、華やかなキャリアに文字通り水を差されてしまった。

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