2026年W杯予選を世界最速で突破した日本代表。
6日にW杯共催国のひとつであるメキシコとの親善試合を戦い、0-0で引き分けた。
9日には同じくW杯共催国のひとつであるアメリカと対戦するが、日本サッカー協会は、8日に堂安律が代表から早期離脱すると発表。
堂安はメキシコ戦で81分プレーしていたが、所属クラブであるフランクフルトの事情のために代表を離脱するとのこと。
そうしたなか、ドイツ大手紙『Sky』は「堂安のフランクフルトへの早期復帰はこうして実現した」として、このように伝えていた。
「堂安はフランクフルトで素晴らしいスタートを切った。この日本人選手は、最初の3試合ですでに4ゴールを記録しており、この勢いを維持したいと考えている。
新クラブでの完璧なスタートを切るため、27歳の堂安は日本代表ツアーを早期に切り上げた。まさに彼が計画していた通りだ。
堂安は代表メンバーに選出された直後、日本サッカー協会に直接働きかけ、2試合ある国際試合のうち最初の試合のみに出場するよう要請したという。
その理由は、サムライブルーは水曜夜にオハイオ州コロンバスで行われる親善試合でW杯開催国アメリカと対戦するが、フランクフルトは金曜夜にレヴァークーゼンとの戦いがあるためだ。
堂安にとっては、移動のストレスや怪我のリスクを含め、約2日間で(代表戦)2試合出場するか、レヴァークーゼン戦を欠場するかという状況だった。
驚くべきことに、森保一代表監督は堂安の要請を即座に承認した。堂安は火曜にフランクフルトでトレーニングに復帰し、昨シーズン2位だったレヴァークーゼンとの試合には、可能な限り体調を整え休養を取った状態でメンバー入りする予定だ」
日本代表で背番号10を背負ってきた堂安は、この夏にドイツ1部フランクフルトへ移籍するとここまで3試合で4ゴール1アシストと活躍。
フランクフルトは12日に強豪レヴァークーゼン戦、18日はUEFAチャンピオンズリーグのガラタサライ戦を控えている。
そういった背景から堂安が早期離脱を要望していたようだ。