今季のベルギーリーグで再びタフなプレーを見せたヘントの日本代表DF渡辺剛。カップ戦なども合わせてシーズン48試合に出場し、その中で3ゴール2アシストを決めた。
ヘントは市場価値が高まったこのタイミングで渡辺を売却する方針を示しており、現在オランダ・エールディビジのフェイエノールトがオファーを送っているという。
ただ、ヘント側は1000万ユーロ(およそ15.6億円)の移籍金を求めていた一方で、フェイエノールトはそれよりもかなり低い額で最初の提示をしており、1回目のオファーは断られたようだ。
そして現在フェイエノールトは2回目の改善されたオファーを準備しており、それは上限として700万ユーロ(およそ10.9億円)程度になると『Het Algemeen Dagblad』が伝えている。
『Transfermarkt』によれば、渡辺の市場価値はおよそ900万ユーロとなっているが、契約は残り2年で、年齢も28歳とキャリアのピークにあり、コルトライクからヘントに移籍した際の取引額が350万ユーロ(およそ5.5億円)だった。
フェイエノールトはそのため700万ユーロ以上の提示を行うことには前向きではなく、この程度の額での取引を求めているようだ。
『fr-fans』が伝えたところによれば、フェイエノールトのファンはこの噂に好意的でない者もおり、「まもなく残価ゼロになるような選手に大きな金額を支払おうとしている。クラブが取るべき方針とは程遠い」と、より若手の獲得を求める声もあるそう。