多くの日本人選手がプレーするイングランド2部リーグ。

古橋亨梧、岩田智輝、藤本寛也が所属する昇格組のバーミンガムは、ここまで5試合で2勝1分2敗となっている。

リーグカップでは格下の3部ポート・ヴェイルに敗れており、現在は3連敗中。

日本人選手も明暗が分かれている。岩田はリーグ5試合にフルタイム出場するなど、今シーズンも主力としての地位を確立。

一方、レンヌから900万ユーロ(約15.6億円)ほどの移籍金で加入した30歳の古橋は、ここまで7試合で1得点(リーグ戦は、5試合0ゴール)。開幕から4試合は先発起用されていたが、直近のストーク戦ではベンチスタートになり、プレーしたのは11分ほどだった。

また、同じく新加入の藤本は、怪我を抱えていたこともあり、まだトータルで45分しかプレーしていない。

そうしたなか、地元紙『BirminghamMail』は「クリス・デイヴィス監督のローテーション起用がバーミンガムの課題を浮き彫りにする。開幕から数週間で、あるポジションが大きな問題を抱えている」と伝えていた。

バーミンガムは、開幕して以降、4231や4411、442などのシステムを用いてきた。チームには10番タイプが多いものの、誰も指揮官を納得させられておらず、「夏に加入した藤本も、デイヴィス監督の心を掴んでいない」とのこと。

187cmのFWジェイ・スタンズフィールドも10番の位置で起用されることもあるが、同紙は「そうなると古橋を先発させることになるが、日本人ストライカーはゴール前で説得力を見せられていない」とも伝えていた。

デイヴィス監督は古橋への信頼を口にしているが、今後得点を量産することはできるだろうか。

バーミンガムは20日にスウォンジーと対戦する。

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