今月11日、元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が10日の日本代表とアメリカ代表の親善試合を戦評。森保一監督の采配について「不合格です!」と締めくくった。
10日にオハイオ州のコロンバスで行われた日本対アメリカの試合は、0‐2で完封負け。3日前のメキシコ戦では0-0で引き分けており、今回のアメリカ遠征では無得点に終わった。
この結果に対し闘莉王氏は自身のYoutubeチャンネルで戦評を行い、まず前節からのターンオーバーについて「メンバー替えることは悪くない」としつつも大きく入れ替えることに関しては連携不足になることを不安視。
実際にアメリカ戦では攻守両面で連携がかみ合わない場面が多く、自陣に押し込まれたことに触れつつ「(システムなどの)プランニングは試合前からやるべきじゃない。試合の流れを見て、ダメだったらすぐ変える」という試合中での柔軟な修正能力の必要性を説いた。
その点に関しては森保監督の手腕を疑問視し、3バックの一角を担ったDF長友佑都や後半に投入され4バックの左サイドバックに入ったDF瀬古歩夢など適材適所とは言えない采配が目立ったと指摘。システムを変更するにしてもメンバーを大きく変えずスムーズにチームを機能させる采配を求めた。
総合的な評価としては、平均を5とすると森保監督は「4.5にしましょう。不合格です!」と批評した。