FIFAワールドカップで4度の優勝を誇るイタリア代表だが、最近2大会は予選敗退の悲劇に見舞われている。
6日に行われた2026年大会の欧州予選初戦ではノルウェー相手に0-3で完敗。
イタリア代表がW杯予選で前半だけで3失点するのは史上初、また、W杯予選2連敗も3試合連続無得点も史上初だった。
「恥を知れ」と現地で激しい批判に晒された選手たちが謝罪する事態にもなった。
9日にはモルドバとの第2戦が控えているが、ルチアーノ・スパレッティ監督はこの試合を最後に代表を去ることが決定。『Tuttosport』などによれば、指揮官は会見でこう述べたそう。
「昨夜、会長と非常に親密な会談を行った。会長から代表監督の解任を伝えられた。
辞任するつもりは全くなかった。できれば、今の地位に留まり、仕事を続けたかった。明日夜にモルドバ戦を戦い、その後、契約について解決する。
これは私の監督下での結果であり、責任を負わなければならない。私はワールドカップに出場できると確信していたし、この代表は出場できると今も確信している」
インテル時代には長友佑都も指導したスパレッティ監督は66歳。2023年9月からアズーリを率いてきたが、契約途中で解任が決まった。
会見で裏切られたと感じているかと聞かれるもそれ以上は言葉がでなかったそうで、涙を浮かべて会見場を去ったとのこと。
「イタリア代表は大混乱に陥っている」と現地では報じられている。