今年6月のインドネシア戦で日本代表デビューを果たした21歳の佐野航大。

ドイツ1部マインツで活躍する兄の佐野海舟とともに代表戦のピッチに立ったことも話題になった。

佐野航大は、2023年にファジアーノ岡山からオランダ1部のNECナイメーヘンに移籍すると、同胞である小川航基や塩貝健人とともに活躍してきた。

今季のNECは開幕2連勝と好調で、佐野はオランダ紙が選ぶ第2節の週間ベストイレブンにも選ばれている。

その佐野をオランダ屈指の名門であるアヤックスが注視している。この夏に日本代表DF板倉滉を獲得したアヤックスは、オランダ1部リーグで最多優勝を誇る強豪。

現在、アヤックスは、2023年にウェストハムに売却した27歳のメキシコ代表MFエドソン・アルバレスを買い戻すという話が浮上している。

そうしたなか、オランダ人ジャーナリストのヴァレンタイン・ドリッセンは、『Kick-Off』で、こう述べたそう。

「佐野は現在、NECで非常に活躍している。彼は21歳で、ボールを扱うのが得意な選手だ。

フェイエノールトの上田綺世を除けば、ほとんどの日本人選手はそうだ。さらに、彼ら日本人は右足も左足も駆使する。

こういう時は後に売却できる若い選手を選ぶべきだ。エドソン・アルバレスに600万ユーロ(約10.3億円)を無駄にするよりは、そうした方がいい」

佐野は中盤から前線にかけて幅広いポジションでプレーできるほか、両足を使える。

62歳のドリッセンはオランダの有名記者だが、アヤックスは、10億円でアルバレスを買い戻すよりも将来性のある佐野を獲得すべきと提言していたようだ。

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