ミオ・バックハウスこと長田澪と日本代表DF菅原由勢が所属するドイツ1部のブレーメン。
14日には日本代表FW町野修斗が所属するボルシアMGと対戦する。
長田は日本人の母とドイツ人の父を持つ21歳のGK。U-21ドイツ代表選手でもあるが、日本サッカー協会も動向を注視しており、日本代表の森保一監督とも対面済みとされている。
その長田は、メンヘングラードバッハ生まれであり、故郷でのアウェイゲームに向けてこう話していた。
「(当初ブレーメンが)ミヒャエル・ツェッテラーを正ゴールキーパーとしてシーズンをスタートさせると発表した時、フランクフルト戦で自分がゴールを守ることになるとは、もちろん思っていませんでした。
でも、しっかりと準備はしていました。(ブンデスデビューの)試合前はもちろん緊張していたけれど、同時に期待で胸を膨らませていましたよ。
(下部組織時代を経て)7~8年かけてこの試合に臨みました。ですから、満員のスタジアムでレヴァークーゼンと対戦し、クラブのチャントを耳にした瞬間は、本当に素晴らしいものでした。
(U-21ドイツ代表デビューについては)
U-15から代表チームでプレーしていて、常に一歩一歩着実に歩んできたんです。U-21代表でプレーすることも目標の一つでしたから、今回それが実現できて嬉しいですね。無失点を達成することが何よりも重要だったので、とても満足しています。
(生まれ故郷での試合は特別な意味がある?)
僕が初めてスタジアムを訪れたのが(ボルシアMGの)ボルシア・パルクだったことを隠すつもりはありません(笑)。
ですから、あそこに戻って、スタジアムで家族や友人に会えるのを心待ちにしています。でも、ピッチ上ではブレーメンが全てですよ」
長田は、9日に行われたU-21欧州選手権予選ラトビア戦で起用され、ドイツは5-0で勝利している。
U-21ドイツ代表でのプレーも目標だったというが、今後、日独どちらのフル代表を選ぶのか注目されそうだ。