25節が終了した明治安田J3リーグ。首位に立っているのは、青森県八戸市をホームとするヴァンラーレ八戸だ。
今季の八戸は、北国にとって難しい序盤戦を中位で切り抜けると徐々に順位を上げ、6月以降はなんと12戦負けなし(9勝3分)。2位の栃木シティに勝点3ポイントの差をつけている。
その立役者が、6月7月と2ヵ月連続でJ3の月間優秀監督賞を受賞した石﨑信弘監督。67歳の経験豊富な指揮官は、就任3年目でJ2初昇格が狙えるチームを作り上げた。
ところが、そんな八戸にアクシデントが発生したようだ。クラブは3日、「トップチームの体制について」と題したリリースを発信。以下のように綴った。
「日頃より、ヴァンラーレ八戸へ厚いご支援、ご声援を賜り、誠にありがとうございます。
弊クラブトップチームの石﨑信弘監督が現在、家庭の事情により、チーム活動から離脱しております。
弊クラブといたしましては、引き続き現行の体制にて残りのシーズンを戦って参りたいと考えておりますが、状況次第では、石﨑監督が指揮を執れない試合が出てくることが想定されます。
皆様におかれましては、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
(※9月6日(土)明治安田J3リーグ第26節沼津戦より、石﨑監督が不在となった試合は、高橋勇菊ヘッドコーチが暫定的に指揮を執ります。
ヴァンラーレ八戸に関わるすべての皆様のご支援、ご協力でクラブ運営させていただいていることに感謝申し上げます。
今季残りのシーズンをこれまで通り、石﨑監督を支え、選手・スタッフと共に全緑で戦います。
総緑戦となる残り13試合。
皆様と共に新たな景色をみるため、実直に愚直に目の前の試合に全力を尽くしますので、ご理解と変わらぬご支援・ご協力をお願い申し上げます」
石﨑監督が、家庭の事情によりチーム活動から離脱したとのこと。状況によっては、今週末のアスルクラロ沼津戦、高橋勇菊ヘッドコーチが暫定的に指揮を執るようだ。
それでも八戸は「これまで通り、石﨑監督を支え、選手・スタッフと共に全緑で戦います」としており、今後の戦いぶりが注目される。