ウェールズ代表MFデイヴィッド・ブルックスが心境を語った。4日、欧州複数メディアが伝えた。

2021年10月にステージ2のホジキンリンパ腫のがんであると診断されたブルックス。当時24歳だった同選手は数カ月にわたる化学療法を経て、2022年5月にがんを克服。2023年3月にボーンマス(プレミアリーグ)のトップチームに復帰し、その夏にはウェールズ代表チームにも選ばれた。

FIFAワールドカップ2026欧州予選のリヒテンシュタイン戦に臨むウェールズ代表の一員として記者会見に出席したブルックスは「自然に治ったのは本当に幸運だった。治療後、すべてが元に戻ったので、もちろんとてもうれしかった」と寛解に安堵(あんど)した。

昨年11月には妻であるフローラさんとの間に新しい命を授かった。ブルックスは「少し涙が出た、本当に楽しみにしている」と我が子との対面を心待ちにしている。

「もちろん、診断を受けたときに将来子どもを産めるという保証はまったくなかった。産めない可能性もあったんだ」

ウェールズ代表で公式戦33試合に出場したブルックスは「多くの若い才能が台頭しており、私を含め、自分たちの実力を披露する機会を待ち望んでいた選手たちも大勢いる」と、リヒテンシュタイン戦の勝利を見据えた。

編集部おすすめ