28日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)でのある一幕が、物議を醸している。

 問題となっているのは、番組で「速報」として扱われたあるニュース。
この日、河野太郎防衛相は都内で自身のパーティーを開いていたといい、その中で、「私はよく地元で雨男と言われました。私が防衛大臣になってからすでに台風が3つ」と話すと、後援者から爆笑が起こり、河野大臣は続けて、「その度に、災害派遣、自衛隊の隊員が出てくれております」と被災地の復旧に尽力した自衛隊員をねぎらっていた。

 しかし、徳永有美キャスターはこの発言について、「発言が軽率だとして、今後批判を受ける可能性があります」と紹介。さらに富川悠太アナウンサーも、「雨などで多くの方が亡くなっているわけですから、その雨をどんな理由であれ笑いに変えるのは間違っていると思います」と断罪し、その後、台風被害の余波について取り上げていた。

 しかし、『報ステ』のこの取り上げ方について、視聴者からは、「どこが問題発言なの…?」「いくらなんでも揚げ足取り」「まだ批判も集まってないのに、ドヤ顔で『問題発言!』って紹介するのどうなの?」といった困惑の声が集まっている。

 「また、映像の中では河野大臣は笑いながら発言したわけでもなく、あくまで笑ったのは会場の出席者。
番組側の意図に反し河野大臣をバッシングする人は少なく、逆に『報ステ』側に疑問の声が上がる形となってしまいました」(芸能ライター)

 河野大臣はこの騒動について、いまだツイッターなどで反応しておらず。果たして、発言が多くの国民から問題視されることは本当にあるのだろうか――?