中国・湖北省武漢市の地下鉄車内で男性客がたばこを吸う様子が撮影され、物議を醸している。中国メディアの大風新聞が17日に報じた。
ネット上にアップされた動画には、黄色のTシャツを着た男性が右手にたばこを持ち、煙を吐き出している様子が映っている。男性にはまったく遠慮する素振りはなく、周囲の乗客も気付いていないのか反応を示していない。
投稿したユーザーは武漢の地下鉄車内で撮影したものであると明かし、「まさか自分がこんな場面に遭遇するとは思わなかった。電子たばこではなかった。(たばこに)2回も火をつけていた」「係員に連絡しようと思ったが近くにいなかった」と説明した。
他のネットユーザーからは男性の行為に対して「まともな人間なら地下鉄でたばこを吸ってはいけないことぐらい知っているはず」「自分も普段たばこを吸うが理解できない」といった批判の声が上がったほか、運行会社に対して「どうして取り締まれないのか。車内でたばこを吸っても感知されないのか」といった疑問の声が出た。
運行会社は「車内での喫煙は禁止されている。われわれは運行中の車両をランダムに巡回している」「動画はすでに確認したが日時が不明で、現時点で当該男性客を特定できていない」「車内には煙を感知するシステムがあるが、感度の問題で検知できなかった」などと説明し、「今後は巡回を強化する」としている。(翻訳・編集/北田)