2025年8月2日、中国のSNS・微博(ウェイボー)で「日本の高齢化の状況を見ても、まだ子どもを生もうと思わないのか」という書き込みが議論を呼んだ。
120万人以上のフォロワーを抱える微博アカウント「金華磊哥」氏は、「日本の専門家が高齢者の集団自決によって高齢化の問題を解決する方法を提案して物議を醸した」とした上で、日本の高齢化や年金の不足、医療リソースの逼迫(ひっぱく)といった問題が深刻化しており、若者による高齢者への不満も増幅していると紹介。
また、動画では日本の高齢者の多くがサービス業に従事し客に頭を下げる様子や、一人暮らしの高齢者がますます増えており、家族のつながりが希薄化している状況などを紹介し、「子どもを生まなければ将来自分が年を取った時に世話をしてくれる人がいなくなる」と警鐘を鳴らした。
この件について、中国のネットユーザーは「じゃあ、子どもを生めば年を取らないとでもいうのかよ」「私の(生むか生まないか)という決定は、日本の高齢化と何の関係があるというの?」「80歳、90歳まで普通に働けるなんて、驚きだよ」「働けるってことは、体が健康だってことでしょ」「中国なんて45歳になったら仕事が見つからないぞ」「そもそも日本人が長寿なのは医療が進んでいるから」「子どもをつくりたくないのではない。つくって育てるお金がないんだよ」「われわれ80年代生まれは一生年金を払い続ける上、退職後も働いて生活費を稼がなきゃいけないのか」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻)