日本で働いている中国人男性の動画が中国SNSの微博(ウェイボー)で紹介された。
動画は「日本の建設現場で9年働いている中国人の若者が『中国に帰るのが難しい』本当の理由を語っている」として紹介されたもので、登場するのはヘルメット姿の男性だ。
男性はまず、毎日の勤務について紹介。毎日午前8時20分に仕事が始まり午前10時になると休憩で、下にいる親方は「早くお茶をしよう」と呼んでくれるのだそうだ。そして約40分間の休憩を取った後に再び作業に戻り、その後昼食。午後の作業は午後1時20分からで午後3時に休憩となり、親方はまた「早くたばこを吸おう」と声を掛けてくれるという。
男性は「繁忙期の1日の実際の作業時間は5時間前後」とも説明した。
また、帰国に関しては激しい競争などへの不安もあるとみられ、男性は「海外に出るのはたやすく帰国するのが難しいわけではない。出国も帰国も簡単なことなんだ」と話してから「学歴や人脈、家庭的なバッググラウンドなどを持たない自分が国に戻って何ができるんだ」と問い掛けている。
これに対し、中国のあるネットユーザーは「中国で午前8時20分に仕事を始めたいなら、おそらく仕事は取れない」との感想を寄せた。また、別のネットユーザーは「中国は発展のスピードが速いため一度海外に出た人には追いつきづらい」との考えを記している。(翻訳・編集/野谷)