シンガポールメディアの聯合早報は7日、インドのモディ首相が8月末に7年ぶりに中国を訪問する見通しと報じられたことを伝えた。

記事によると、インドメディアはモディ首相が中国天津市で8月31日、9月1日に開かれる上海協力機構(SCO)首脳会議に出席する見通しと報じた。

この件に関する両国の発表はまだないが、インド政府の関係者は訪中に向けた準備が進められていると話した。SCO天津サミットは中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が主宰し、ロシアのプーチン大統領も出席する見通しだ。

記事はまた、「モディ首相の前回の訪中は2018年で、同年4月に湖北省武漢市で習主席と非公式会談を行い、同年6月には山東省青島市で開催されたSCOサミットに出席した」と報じられたことを紹介。今回の訪中が実現した場合、インドと米国の経済・貿易関係が悪化している中でのタイミングとなると言及し、「トランプ米大統領は6日、『直接または間接的にロシア産原油を輸入している』ことを理由にインドからの輸入品に25%の追加関税を課す大統領令に署名した」などと伝えた。(翻訳・編集/野谷)

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