7月1日に始まった夏休みの帰省・旅行に伴う鉄道輸送体制「暑運」期間中、中国の鉄道当局は旅客の荷物を駅から自宅、または自宅から駅に届ける「身軽に旅行」サービスを打ち出し、旅客が身軽に旅行できるようサポートしている。中央テレビニュースアプリが伝えた。
「身軽に旅行」はどんなサービス?
「身軽に旅行」サービスには、「自宅から駅」と「駅から自宅」の2種類がある。
「自宅から駅」は、鉄道のスタッフが旅客が指定する自宅や会社、ホテルなどの出発地点となる場所の玄関まで出向き、その荷物を受け取り、駅まで輸送する。駅の一時預かりロッカーまで届けてもらうこともできれば、駅のプラットホームまで届けてもらうこともでき、旅客は必要に応じてサービスを選ぶことできる。
「駅から自宅」は大小の荷物をたくさん持って列車を降りる旅客に適したサービスだ。旅客はプラットホームまたは指定の地点で輸送してほしい荷物をスタッフに渡すと、身軽に駅から出ることができる。スタッフは5時間以内に荷物を指定した自宅まで届けてくれる。
「身軽に旅行」サービスを提供している駅は?
同じ都市内であることを条件に「自宅から駅」と「駅から自宅」の「身軽に旅行」サービスを提供している高速鉄道駅は19駅しかない点は注意が必要だ。
19駅は北京西駅、北京南駅、上海虹橋駅、上海駅、杭州東駅、杭州駅、合肥南駅、広州南駅、深セン北駅、長沙南駅、成都東駅、成都西駅、昆明駅、昆明南駅、大理駅、麗江駅、保山駅、プーアル駅、シーサンパンナ駅となっている。
「身軽に旅行」サービスの予約方法は?
国鉄広州局深セン北駅の劉慧(リウ・フイ)当直駅長によると、鉄道アプリ12306を開き、ホームページの中央部を右にスワイプし、「身軽に旅行」をタップすると予約画面が表示される。予約が完了すると、スタッフが荷物を引き取りに来る前に、旅客に電話で確認を行う。荷物引き取りが完了するまでは、随時無料で予約をキャンセルすることができる。
「身軽に旅行」サービスの料金の計算方法は?
「身軽に旅行」サービスは荷物の数に基づいて計算される。同じ都市内で、駅から35キロメートル以内の場合、鉄道当局は旅客に、「自宅から駅」まで荷物を輸送するサービスを提供することができ、列車の出発時刻の48時間前から4時間前まで予約を受け付けている。「駅から自宅」の荷物輸送サービスを利用する場合は、列車が駅に到着する24時間前から1時間前まで予約を受け付けている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)