第2回国際人工知能(AI)オリンピック学術活動(IOAI)が8月8日、北京で閉幕しました。中高生向けのAIアプリケーションとイノベーションに特化した世界初の学術イベントとして知られるIOAIは今年、61の国や地域から77チームが参加しました。
チームチャレンジの決勝では、参加者がロボットを操作して障害物を回避したり、多様な形状の物品を選別したり、遠くの棚へ配置したりする課題に挑戦しました。
関係者によると、コンテストで使用されたロボットはすでにスマート小売りや工業用仕分けなどの分野で実用化されています。今回のコンテストの主な目的は、参加者が課題を解決するプロセスを通じて「ロボットによる人間の労働支援」を具体的に実現することにあるとのことです。
現在、北京市の小中高校において、AI関連の教育カリキュラムの導入率は65%に達しています。2025年秋学期からは全市の小中高校で「AI概論」を必修科目に組み入れ、年間授業は8コマ以上となっています。一部の学校では、AIツールを活用して生徒の学習意欲やスキルを向上させる取り組みが、新学年の重点課題として推進されています。(提供/CRI)