浙江省杭州市は全国初の越境電子商取引(EC)総合試験区を有し、国内の主要なECプラットフォームにとって輸出の「始発地点」でもあります。ここ数年、空港の「貨物輸送のEC化」の特徴がますます顕著になり、着実に上昇を続ける越境貨物輸送量は、貿易の成長をけん引する新たな原動力となっています。
越境ECの好調に伴い、多くのEC企業は世界規模での「5日配送」、近隣諸国への「翌日配送」というハイスピードを追求しています。
杭州ではこうした動きに応じて、年初以来、東京、ウズベキスタンのタシケント、チェコのオストラバへの国際貨物輸送3航路を新たに開設し、急成長する越境EC輸出を力強く後押ししています。
海外ルートの輸送力を効果的に活用するため、税関は国際貨物輸送のために国際線から国内線へ、国際線から国際線へといった多様な「空空転送」業務を新設し、航路資源を活性化することで、輸送時間の大幅な短縮を実現しました。
年初以来、杭州空港通関地の貿易貨物輸送量はすでに11万トンを突破し、うち越境EC貨物は空輸輸出総量の7割を上回り、貨物輸送の主力となっています。(提供/CRI)