2025世界ロボット大会が8月8日、北京で開幕しました。今回の大会では、業界発展の新たなトレンドを示す多くの新製品が初披露されました。
北京人型ロボットセンターが出展した人型ロボットは、現実の物理世界をリアルタイムでモデリングし、リモコンを使わずに自律的な障害物回避・制御することが可能となっています。また、頭部にレーダーと6台のカメラを搭載して周囲環境を認識・把握するほか、強力な演算能力により情報を即時処理することが可能です。さらに、高度なモデルアルゴリズムも活用されています。
世界ロボット大会では、人型ロボットの機能が急速な進化が進んでいます。本体性能だけでなく、頭脳や精密作業を行う「手」の性能も大幅に向上。また、身長約170センチ、体重65キロの人型ロボットによる360度ジャンプも披露されました。これは極めて難易度の高い動作とされています。
これについて出展企業の席悦氏は、「ハード面では、関節モジュール内のモーター性能の向上がある。また、操作面では自社開発の大規模モデルにより、姿勢、触覚、視覚、聴覚といった入力情報が、すべて最適化されている」と説明しました。(提供/CRI)