2025年8月11日、韓国・国民日報は「10月の秋夕(チュソク、韓国のお盆)連休の旅行先として、韓国人に最も人気が高いのは日本であることが分かった」と伝えた。

航空券比較・予約プラットフォーム「スカイスキャナー」の航空便検索データによると、韓国の今年の秋夕連休の人気旅行先ランキング1位は福岡(20.2%)だった。

2位は大阪(18.3%)、3位は東京(15.4%)で、上位3位を日本の都市が占めた。

4位以下にはタイ・バンコク(8.9%)、台湾・台北(8.0%)、中国・上海(6.6%)、韓国・済州(6.4%)、ベトナム・ニャチャン(6.1%)、ベトナム・ダナン(5.4%)が続いた。

韓国政府は10月10日を臨時休日に指定する案を検討しており、実現すれば今年の秋夕連休は最長10日間になる。臨時休日を指定する主な目的は内需活性化だが、その効果については疑問の声も上がっている。今年1月の旧正月連休では、臨時休日の指定により連休が長くなったことで海外旅行に出掛ける人が増加。海外旅行者数は前年同月比7.3%増の297万人で過去最高を記録した一方、韓国国内観光の消費支出は前年同月比1.8%減少した。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「国内旅行を盛り上げてほしいなら、観光地のぼったくりをどうにかして。済州島や鬱陵島などではぼったくりをなくそうと地方自治体や公務員、市民団体までもが動いているのに全く効果がない」「臨時休日の指定による長期連休は得るものより失うものの方が多い」「昨年の訪日外国人観光客数は約3500万人で、そのうち韓国人が約900万人。本当に日本への愛が強い国だ」「国内旅行をするくらいなら日本へ行く。ぼったくりもないし、人が親切」「なぜ日本がここまで人気なのか分からない。他にも海外旅行先はたくさんあるのに」「日本は良い国だけど、地震が心配で行きたくない」などさまざまな声が寄せられた。(翻訳・編集/堂本)

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