昆明税関の統計データによると、中国雲南省の今年1~7月のメコン川流域5カ国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)への輸出入額は、前年同期比6.3%増の659億4000万元(約1兆3500億円)に達し、ASEAN10カ国への輸出入額の89.3%を占めました。そのうち、輸出額は前年同期比10.2%増の245億5000万元(約5026億円)で、輸入額は同じく4.2%増の413億9000万元(約8474億円)でした。

雲南省とラオス国境に位置する関累港港湾からの今年1~7月の輸出入額は前年同期比114.2%増の17億2000万億元(約352億円)に達し、関累港港湾はすでに瀾滄江とメコン川地域の国際水運の重要な玄関口・ハブ中枢になっています。

また、雲南省がメコン川流域5カ国から輸入した農産物は148億2000万元(約3034億円)、金属鉱石は47億7000万元(約977億円)、天然および合成ゴムは23億7000万元(約485億円)に達し、合計で雲南省のメコン川流域5カ国からの輸入総額の53%を占めました。

このほか、雲南省は地域的な包括的経済連携協定(RCEP)、中国・ASEAN自由貿易協定(ACFTA)、中国・カンボジア自由貿易協定(FTA)などの関税引き下げ政策を積極的に実行し、自由貿易協定の利用率の持続的な向上を推進しています。(提供/CRI)

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