2025年8月19日、韓国・朝鮮日報は「国立中央博物館をはじめとする韓国全域の国立博物館で今年、外国人観光客のカード利用件数が37%増加した」とし、「K-POPを題材にしたアニメーション映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』の大ヒットにより、土産物店などに外国人観光客が集まったことが背景にあるとみられる」と分析した。
新韓カードのビッグデータ研究所は同日、今年1~7月の外国人観光客(米国、日本、中国、台湾)の韓国国内におけるカード消費内容を昨年同期と比較した結果を発表した。
人生4カット(韓国式プリクラ)の場合、外国人観光客のカード利用件数は前年より65%増加。ネットカフェは36%、カラオケは18%、ネイルサロンは17%増加した。新韓カード関係者は「韓国旅行中に観光地を回るだけでなく、韓国のレジャー文化を自ら体験しようとする外国人観光客が増えている」と説明した。
韓国の人気ショッピングスポットとされるオリーブヤング(41%)、コンビニ(29%)、ダイソー(18%)でも、外国人観光客のカード利用件数は大幅に増加。さらに美容整形外科(16%)、皮膚科(11%)など外国人の医療観光需要も続いており、特に台湾人観光客の美容整形外科(55%)利用件数が急増したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「外国人観光客の再訪率を上げないと。そのためにはポイ捨てをやめて街をきれいにし、親切な対応をするべきだ。日本やシンガポールのように」「K-POP人気が高い今、観光客を親切にもてなして良い印象を与え、また来てもらえるよう努力しよう」「今が韓国の最後の全盛期のような気がする」「K-POPだけでなくK-ぼったくりも実際に体験したら新しい世界が見られるかもね」「これを一時的な現象で終わらせないためには、質の高い観光資源や文化を継続的に開発していく必要がある」などの声が上がった。
そのほか、「国立博物館を有料化するべき。海外では自国民は無料で、外国人から10倍の料金を取っている」「韓国の国立博物館は国民の税金で運営して外国人は入場無料。訪問者が増えても何の利益にもならない」と指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)